元F1ドライバーのダニール・クビアトは、2024年のスーパーフォーミュラ参戦を視野に入れ、合同/ルーキーテストに参加するあらゆる機会にオープンであると語った。クビアトは、既に発表されているFIA世界耐久選手権でのランボルギーニとの契約にスーパーフォーミュラのプログラムを追加する可能性を検討していると報じられている。
元レッドブルとアルファタウリのF1ドライバーであるクビアトはチームと交渉を行っているが、12月6日から8日にかけて鈴鹿で行われる3日間のポストシーズンテストに参加できるかどうかはまだ分からない。クビアトは、2024年4月に開幕するAI駆動マシンのシリーズ、アブダビ・オートノマティック・レーシング・リーグでSF23の改良バージョンのテストに参加したことがきっかけでスーパーフォーミュラに興味を持ったことを明かした。「彼らはベンチマークを設定するためにドライバーを必要としていて、そのおかげでマシンを少し味わうことができた」とクビアトは語った。「クルマのフィーリングは非常に良かったし、本当のチャンピオンシップをやってみるのも面白いかもしれないと思わせてくれた」「ランボルギーニからWECのシートを得ているが、レース数は多くない。2つ目のチャンピオンシップを追加する余地がある。フォーミュラEをテストするチャンスはあったけど、WECと日程がぶつかってしまう。、スーパーフォーミュラは衝突がない」「チャンピオンシップは非常に競争力があり、レベルも高く、トラックも素晴らしい。いいジュニアドライバーもいるし、経験豊富なドライバーもいる。とても興味がある」「肉体的にも精神的にも人生で最高の状態にあると思うし、すぐに上位争いができると確信している」クビアトはナカジマ・レーシングのドライバーになる可能性があると言われていたが、チームはまだルーキーテストの計画を明らかにしていない。29歳のクビアトは、彼を受け入れてくれるチームからのチャンスにはオープンであると述べた。「とても前向きなミーティングを何度か行い、あるチームとは口頭で合意した。でも、最初に思っていたほど物事が簡単に進まないこともある」とクビアトは語った。 「時間的には少し厳しくなってきたけど、どのチームからの提案も受け入れるつもりだ」「F1をやっていたときはホンダといい関係だったし、NASCARをやっていたときはトヨタブランドのマシンに乗っていた」「特にこだわりはない。ただ戦うチャンスが欲しいだけだ。あとは自分がやればいい」クビアトは、2024年のシートを獲得した際には、自身の知名度を生かしてスーパーフォーミュラが選手権として成長する手助けができればうれしいと付け加えた。「参戦できればとても嬉しいね」とクビアトは語った。「チャンピオンシップには大きな可能性が秘められている」「インディカーがF1とは別の独自性を持っているのと同じように、スーパーフォーミュラも同じような存在になれると思う」「僕の主な目標は、参戦してすぐに競争力を発揮すること。そして、僕の参戦が他の国際的なドライバーたちの興味をかき立てれば、チャンピオンシップにとってもいいことだ」