F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、F1イギリスGPのダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)のクラッシュの分析結果を発表。クラッシュはタイヤがパンクしたことで発生したが、タイヤ自体に問題があったわかではなく、ホイールリム内のメカニカルな問題が原因だったと述べた。ダニール・クビアトは、F1イギリスGPの12周目に高速コーナーのマゴッツ(ターン10)からベケッツ(ターン13)にかけてのセクションでマシンのコントロールを突然失ってクラッシュ。
レース後の映像ではリアタイヤのパンクが見られたため、ピレリはダニール・クビアトが装着していたタイヤをミラノに送り、追加のチェックを実施した。ピレリは、クラッシュはタイヤが原因であったとしても、インシデントを引き起こしたのはタイヤではなかったと述べた。原因はホイールリム内部の別のメカニカルな問題が原因でタイヤのビードが故障し、クラッシュにつながったと説明した。「スクーデリア・アルファタウリとともに、F1イギリスGPの12周目にダニール・クビアトがウォールに衝突したインシデントの正確な原因について調査を終えた」とピレリは声明で述べた。「別のメカニカルな問題により、右リアホイールリムの内側が過熱し、タイヤのビード(タイヤのゴムとホイールを接続している部分)が焼けた。その結果、ビードはタイヤをリムにシールできなくなった」「これがその後のパンクを引き起こした原因であり、タイヤ自体は事故の原因に関与してない」ダニール・クビアトは、F1イギリスGPでのクラッシュについて「振り返ってみると、クラッシュを回避するために僕ができることは何もなかった、ギアボックスに問題があり、その瞬間に多くのスイッチを押していた」とダニール・クビアトは語った。「すべてのラップでそうしていたし、クラッシュまでの2〜3周では多くの変更を行っていた」「パンクしてタイヤが壊れた瞬間をスクリーンを見ていた。何が起こったのか本当に理解できなかった。とても奇妙で紛らわしい出来事だった。キャリアの中でこれほど高速コーナーでタイヤが壊れたことは一度もなかった」「最初は縁石や芝生が原因かもしれないと思ったけど、もちろん、振り返ってみると、僕ができることはまったくなかった。硬いウォールではなく、タイヤバリヤにヒットしたのは幸いだった。あと数メートルで固いウォールにヒットしていたからね」今週末の70周年記念GPにむけて、主催者はコーナーに追加なバリアを追加し、ピレリのラバーの切り込みを減らすために、様々なコーナーの縁石を変更している。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 - 2020年 8月月4日午前5時12分PDT