ダニール・クビアトは、2019年のトロロッソ・ホンダのF1シートの最有力候補の浮上しており、いくつかの情報源によるとすでにF1復帰のための契約が完了しているとも言われている。現在、トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・レーシングへの昇格が決定しており、少なくともひとつは空席ができている。一方、ブレンドン・ハートレーの将来も不透明なままだ。
ジュニアドライバーが枯渇状態にあるレッドブルは、今年序盤にブレンドン・ハートレーの後任としてマクラーレンのランド・ノリス獲得を打診したが、拒否されていた。マクラーレンのランド・ノリスの保有権は9月末だとされていたが、チームはF1イタリアGP後の9月3日(月)にストフェル・バンドーンに代えて、ランド・ノリスを起用することを発表。長らく憶測を生んでいたランド・ノリスのトロロッソ・ホンダでのF1デビューという線は消えた。そこで2019年のトロロッソ・ホンダのドライバー候補として急浮上したのがダニール・クビアトだ。かつてレッドブルのジュニアプログラムに所属し、トロロッソとレッドブルでF1を戦っていたダニール・クビアトだが、2017年後半にレッドブルのドライバープログラムから外されている。その後、ダニール・クビアトは、フェラーリに開発ドライバーとして加入。レース週末でのファクトリーでの作業を含めたシミュレータードライバーの役割を担っている。だが、ダニーエ・クビアトは、フェラーリとの長期的なコミットメントから解放されたとされている。レッドブル陣営は、ダニール・クビアトがレッドブルを離れてレース活動を休止し、他チームでの環境を経験したことで、今では精神的にはるかに良い状態にあると感じている。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニール・クビアトがトロロッソ・ホンダのドライバー候補であることは確認しなかったが、彼が好意的な状態に戻ったと認める。「彼はより成熟していると言える。だが、我々はトロロッソに関して急いではいない」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。「我々はドライバーの問題を解決するだろう。候補者の大きなリストがあるし、検討していくつもりだ」レッドブルが他メーカーのジュニアドライバーを起用することには消極的かと質問されたヘルムート・マルコは「我々はメルセデスのドライバーを欲しがってはいない」とコメント。レッドブルは、フェラーリのリザーブドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィに関してフェラーリと交渉したことが知られているが、ヘルムート・マルコはジョビナッツィはもはや獲得不可能であることを示唆した。これはシャルル・ルクレールが、フェラーリもしくはハースに移籍して、ザウバーの空席にジョビナッツィが収まるという推測を裏付けるものかもしれない。「私はジョビナッツィは別のところに行くと思っている」とヘルムート・マルコは述べた。
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