ダニール・クビアトは、レッドブル・ファミリーを離れた後のF1キャリアをすでに考えているという。今年、ダニール・クビアトは、4戦を終えた時点でレッドブルから姉妹チームのトロ・ロッソへの移籍を命じられた。クビアトに代わって昇格したのは18歳のマックス・フェルスタッペンだ。レッドブルが決定を翻す可能性は低く、ダニール・クビアトのF1での将来には暗雲が立ち込めている。
ダニール・クビアトは、トロ・ロッソで残された時間を使って2017年のF1グリッドで居場所を見つけようと考えている。レッドブルとトロ・ロッソ以外での将来を考えているかと質問されたダニール・クビアトは「それはもう前にイエスだと言ったはずだ」とコメント。レッドブルの若手ドライバープログラムの一員であるダニール・クビアトのF1契約は、これまですべてレッドブルが社内で取り扱っていた。現在、ダニール・クビアトにはマネジャーがいないが、交渉の最大のツールとなるのはトロ・ロッソで良い結果を出し続けることだと考えている。「普段、僕は自分のやり方で何でもやろうとする。でも、誰かが必要になった時はいつだって手を貸してくれる人がいる」とダニール・クビアトはコメント。「でも、今はまだ時期尚早だ。必要になれば、レッドブル外の人でも僕を助けてくれるはずだ。まずは自分のレースに集中したい。トロ・ロッソでいいレースがした。結果を残していれば、その先に進むのが楽になるからね」 ドライバーマーケットを巡る噂は、交渉が開始する今夏に一気に加速しそうだ。だが、ダニール・クビアトは、2017年のF1シートを確保するための時間は十分に残されていると主張する。 「手遅れになるまで放っておくつもりはない。僕たちは人間だし、誰とでも話ができる。必要があれば、話しをする。メディアに何か伝えられる時が来たら教えるつもりだ。今はまだ教えたくないけどね」 F1モナコGPではスタートで起きた電気系のトラブルのためにあっという間に周回遅れにされてしまったダニール・クビアトだが、今はただ、次戦F1カナダGPで良い結果を出すことだけに集中していると語る。「カナダを楽しみにしているし、早くカナダに行きたくて仕方ない。今日はちょっと無力な気分で、こういう気分は良いものではない。スタート前にレースを失うなんて耐えられない。でも、クルマには良いポテンシャルがあるんので、強くならなければならない」「このようなちょっとしたことが僕たちのポテンシャルを殺してしまう。カルロス(サインツ)はモナコでもっとポイントを獲れたはずだけど、獲れなかった。つまり、パッケージの良さだけでなく、僕たちも死にものぐるいで1つにならなければならない」
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