トロ・ロッソに所属し、セバスチャン・ベッテルの離脱を受けて、来シーズンからレッドブルへ移籍するダニール・クビアトが、鈴鹿GP予選当日にインタビューを実施。意気込みを語った。セバスチャン・ベッテル離脱のニュースはどう受け止めましたか?今朝ヘルムート・マルコとフランツ・トストから話を聞いて、本当に驚きました。今日はこれから予選がありますから、とにかく良い走りができるように集中したいと思います。それが終わった時に改めてショックを受けることになるでしょうね。
来シーズン、セバスチャン・ベッテルの後任になることについてどう考えていますか?彼のマシンを僕のマシンとして扱えるようになればと思います。光栄ですし、僕にとっては大きな意味を持っています。これまでのハードワークが報われて、チャンスをもらえました。ベストを尽くして、判断が正しかったことを証明したいと思います。次のステップへ進む準備はできているということですね?準備はできています。楽しみにしていますし、これまで通りベストを尽くします。本当に光栄です。インフィニティ・レッドブル・レーシングのF1での記録は素晴らしいものです。僕もその記録を更に伸ばせるように努力しますし、できるだけ高い位置にチームを引き上げたいと思います。鈴鹿での自分の走りに影響を与えると思いますか?自分にとっては大きな励みになると思います。素晴らしいニュースですからね。だからと言って、マシン自体はパワーアップしませんが(笑)。ですが、レース中はレースのことしか考えません。この決定で、残りのシーズンはリラックスして臨めるのでしょうか?それはないですね。僕のレースへの取り組み方は変わりません。どのレースもハードに戦って、ベストを尽くすだけです。ヘルメットをかぶれば、気持ちが切り替わります。セバスチャン・ベッテルの後任は気が重くないですか?周囲からの期待は常につきまといます。ですが、自分の仕事を上手くこなせるように集中しなければいけません。僕のやり方は変わりません。F1に入った時からベストを尽くすことだけを考えています。奇跡は存在しません。頼れるのは自分の力だけです。チームの外からもプレッシャーがかかると思います。メディアからの注目に対応できる自信はありますか?次は母国ロシアGPなので助かりますね。ですが、注目されることには慣れています。トロ・ロッソと契約した時も注目されましたから。僕はトップに立ちたいからF1にいます。メディアからの注目はその代償だと思っています。素晴らしいチャンスを与えられたと思っているだけですし、プレッシャーはこれまでと変わりません。自分なりに対応していくだけです。ダニエル・リカルドが1年目で上手く適応しているのは、励みになるのではないでしょうか?今シーズンの彼は好調なので、僕も来シーズン同じようなパフォーマンスができるようにベストを尽くします。家族の皆さんには伝えましたか?まだ誰にも話していません。あっという間の出来事だったので。予選が終るまで電話はしません。今夜電話をすることになると思いますが、連絡するのは親しい人だけですね。今夜はお祝いをするのでしょうか?トレーナーとディナーをする予定ですが、来週はロシアGPが控えているので忙しくなりますし、今の段階でお祝いをする必要はないですね。素晴らしいステップアップだとは思いますが、まだこれからですので、冷静に対応していきたいと思います。関連:セバスチャン・ベッテル、今シーズン限りでレッドブルを離脱
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