元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、F1ドライバーが無許可で政治的または個人的な声明を出すことを禁止するFIA(国際自動車連盟)のルールを支持している。このルールは2023年シーズンに先立って導入されたもので、近年はルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルといったドライバーが平等や気候変動への認識といった事柄について発言している。
バルテリ・ボッタスはFIAの介入に疑問を呈し、統治機関がドライバーを「コントロール」したいというのは正しくないと信じている.しかし、デビッド・クルサードは、今後はF1ドライバーは「スポーツに集中する」ほうがよいと提案した。「スポーツは世界中の何百万人もの人々に見られているため、何か良いことをするためのプラットフォームとして使うことができる」とデビッド・クルサードはコメント。「しかし、アスリートとして、他の人がまったく無料で行うであろうことをして報酬を得ることができるのは、非常に幸運なことでもある」「それはアカデミー賞の受賞スピーチのようなものだ。もし、みんながこの機会に政治的な発言をすれば、誰かにとって重要でない問題など存在しないことになる」「だから、すべてに言及するか、あるいはまったく何も言わずにスポーツに集中したほうがいいのかもしれない」「言論の自由を推進する人々がいることは理解しているし、それは絶対に心に留めておくべき重要なことだが、我々が話しているのはスポーツのルールであって、政治的規制ではないことも忘れてはならないと思う」この動きはマクラーレンのCEOであるザク・ブラウンも支持しており、彼は近年のF1ドライバーの活動家ぶりを「制御不能」だと非難している。
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