ブラジルGPで246戦目となるF1キャリアの幕を閉じたデビッド・クルサード。レッドブルは、そんなクルサードに素敵なプレゼントを用意していた。決勝レースの3日前、デビッド・クルサードは、フォーミュラ・ウナを含むチームの全員をザ・ミュージアム・レストランのディナーに招待した。チーム・マネージャーのジョナサン・ウィートリーのスピーチが終わり、デビッドに最高にクールなお別れのプレゼントが贈られた。ガレージのメカニックたちが、ミニF1 ペダルカーを作ったのだ。そこには、レーシングスーツとプーマのレーシングブーツ、...
クルサードのラストレースは、わずか1コーナーで終わってしまった。クルサードは、チェッカーのあと、ファンの前でドーナツターンを披露する予定だったという。「とてもショックだ。最後のレースをこんな形で終わらせたくはなかった。」「チェッカーフラッグまでたどり着きたかった。普通ならば罰金ものだけれども、ファンのみんなのためにドーナッツをやるつもりだった。」「この4年間のレッドブル・レーシングのメンバー全員の努力にも感謝している。とても楽しい4年間だった。今後もチームと共に仕事を続けていくことを楽しみにしている。今週末のパドックのメンバーの気遣いには感動した。大勢の人々がわざわざ時間をとって「お疲れ様、これからも頑張って」と、声をかけてくれた。本当に嬉しかった。」「世界チャンピオンにはなれなかったけれども、それでも自分のキャリアに満足しているのだから、良い最後だと言えるだろう」ブラジルGP直前のデビッド・クルサードの記録デビッド・クルサードは245回のグランプリ出場を果たし、13優勝を達成した。表彰台62回、最速ラップタイム記録18回、ポールポジション12回、選手権最高成績2001年2位、535ポイントを獲得。これまでに所属したチームは3チーム。フロントローからのスタート37回、インタビューを受けた回数55400回、使用したレーシングスーツ160着、ヘルメット140個、グローブ85双、宇宙服1着。彼のミドルネームはマーシャル。トレーニングに費やした時間31,332時間。スーパーマンのコスチュームで表彰台に上った唯一のドライバー。飛行機に乗った回数1927回、これまでのチームメイトは7人。DC赤ちゃん用品を売る自分のミュージアムを所有。ランチにチキンを食べた回数432回、ファッションショー出演22回、ニューヨークの警察官の服装1回。