コスワースは、同社のエンジンは適切なマシンに載ればグランプリに勝てる能力があると確信しており、HRTとヴァージンの2チームへの供給となる2012年はグリッドの後方で過ごすことにはならないと考えている。昨年、コスワースはウィリアムズ、ロータス、ヴァージン、HRTの供給元としてF1に復帰したが、2011年にロータスはルノーエンジンにチェンジ。2012年からはウィリアムズもルノーに変更する。
コスワースのゼネラルマネージャーを務めるマーク・ギャラガーは、同社のV8ユニットはライバルのフェラーリ、ルノー、メルセデスに対抗できるものだと確信している。「現在、F1にいる4つのエンジンメーカー間のパフォーマンスに大きな差はない」とマーク・ギャラガーはコメント。「我々は常にチームからのフィードバックに耳を傾け、レース毎にエンジンのパフォーマンスを最適化する方法を探っている。コスワースエンジンは信頼性も良く、優れたオールラウンドパフォーマンスを有している。マシンが適切であればレースに勝てるポテンシャルがあると確信している」「3チーム全てと懸命に作業し、将来の開発にも目を向け続けなければならない。マルシャ・ヴァージン・レーシングとHRT F1は、2012年にもう1ステップを果たせると思っている」去年のチャンピオンシップを最下位で終えたヴァージンとHRTは、今年もグリッドの最後尾2列を占める傾向にあるが、マーク・ギャラガーは2チームには来シーズン前進を果たせるポテンシャルがあると楽観的に捉えている。「マルシャ・ヴァージン・レーシングは現在マクラーレン・アプライド・テクノロジーとの関係を含めて、技術セットアップにおいて重要な発表をしたし、それはグリッドでの順位を上げるシグナルだ。HRT F1は、彼らのF1プログラムに対する信頼を増加させる新しいオーナーを得た」「今シーズン、両方のチームが改善をもたらしているし、中団とのギャップを縮めるために懸命に戦っている。コスワースは両チームをサポートし、彼らの進歩に深く関与するためにプッシュしようと思っている」
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