キャデラックF1の育成ドライバーであり、現在FIA F2に参戦しているコルトン・ハータが、バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目(FP1)でF1公式セッションデビューを果たした。ハータはセルジオ・ペレスに代わってMAC-26をドライブし、27周を走行。ベストタイムは1分20秒697で21番手だったが、チームのプログラムを予定通り完了し、セットアップ評価やデータ収集に貢献した。
キャデラックF1はFP1でハータ、FP2でペレスとバルテリ・ボッタスが走行。3人合計で90周を重ね、週末に向けた準備を進めた。ボッタス車にはFP2でECUトラブルが発生し走行が制限されたものの、チームは有益なデータを収集できたとしている。F1マシン初体験に興奮FP1終了後、ハータは初めてのF1公式セッションを振り返り、その興奮を隠さなかった。「本当に刺激的だった。とても印象的なクルマだったし、残念ながら走行時間は1時間しかなかったので、次の機会が待ちきれない」また、数周を走った段階でマシンへの自信も得られたという。「F1マシンをドライブするのは本当に素晴らしかった。数周後には自信も持てるようになったし、全体としてとてもポジティブなセッションだったと思う」F1昇格への現実味ハータは将来的なキャデラックF1レギュラーシート候補のひとりと見られている。今回の走行によって、その目標がより現実的なものに感じられたと語った。「間違いなく現実味が増したと思う。キャデラックのレーシングスーツを着て、ドライバーとして完全にチームに溶け込んだのは今回が初めてだった」「ラップごとに自信を積み重ねながら、予定していたプログラムも無事に完了できた。そこには満足している」「次のステップはマシンの中でさらに自信を高めて、毎回もっと速くなることだ」キャデラックF1の成長を実感2026年にF1へ参戦した新チームであるキャデラックF1についても、ハータは短期間で大きな進歩を遂げていると評価した。「このプロジェクトに関われて本当に楽しい。全員にとってゼロからのスタートだった」「すべてをできるだけ早く形にしようとしている状況だけど、スタート地点から考えると今のチームの姿は本当に驚くべきものだと思う」「これからさらに良くなっていくはずだし、その一員でいられることをうれしく思う」キャデラックF1のグレアム・ロードン代表もハータの仕事ぶりを高く評価した。「コルトンは非常に良い仕事をしてくれた。予定されたプログラムを完遂し、チームに価値あるデータをもたらしてくれた」「今回の経験によって、将来のFP1で何が求められるかも理解できたはずだ」アメリカ期待の若手として注目されるハータにとって、今回のFP1は単なるルーキー走行以上の意味を持つ一日となった。キャデラックF1の将来を担う候補として、F1昇格への第一歩を確実に刻んだ。