2024年F1第5戦中国GPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2度のセーフティカーが入る波乱は王者フェルスタッペンには無関係であり、今季4回目のポール・トゥ・ウィン。通算58勝目。上海で初勝利を挙げた。ランド・ノリスとセルジオ・ペレス(レッドブル)が表彰台に上がった。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日はすべてうまくいき、とてもうれしい。レースを通していいペースで走れていたけど、セーフティカーが入った時は後方とのギャップがなくなってしまい、その後再び取り戻さなければならなかった。今日のマシンはとてもバランスがよく、必要な時にスピードを出すことができた。スプリントと比べると、リスタート時でさえ安定して走ることができた。チームとしてのパフォーマンスは総じて満足のいくものだった。レースごとに感じることは違うけど、今大会はとても楽しかった。レースウイークを通してすべてうまくいったし、いつもは荒れがちなスプリントのレースウイークだったことを考えると、これ以上にない最高の週末だった。ここ上海で、すばらしい観客の皆さんの前で優勝できたことは特別なことだ。中国GPが再びレースカレンダーに戻ってきてよかった」2位:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日はチーム全員にとても満足している。彼らはこの結果に値するし、彼らに心から感謝している。ピットストップもうまくいったし、マシンのフィーリングも素晴らしかった。このようなレースになるとは思っていなかったけど、快適だったし、昨日よりもはるかにタイヤをコントロールしやすく、プッシュすることができた。いい1日、いいポイント、そしてまた表彰台が獲得できてうれいし。うれしい驚きだけど、これはチームがいい仕事をしてくれた証拠だ。僕たちは懸命に働いていて、それが実を結んでいる」3位:セルジオ・ペレス(レッドブル)「セーフティカーがあだとなってしまった。タイミングが悪く、取り返すことができずに2つポジションを落としてしまった。シャルル・ルクレール(フェラーリ)とのバトルでタイヤを傷めてしまい、さらに厳しい状況になった。このサーキットでのタイヤのデグラデーションは少し大きかったので、前進することが難しく苦戦した。今日はレースでもう少しよい結果を期待していた。スプリントの手応えがよかっただけに、今日はその成果を最大限に活かすことができなかった。いくつか変更を加えたことが、パフォーマンスに影響した可能性がある。次戦のマイアミGPがいいレースウイークになるように、改善に向けて分析をしたいと思う。今週は好調なレースウイークを過ごせたので、あとは1周目からリードして自分たちのレースをすることが必要だと思う」4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「チームとしては、今日の結果に完全には満足していない。上海を離れるにあたって、ふたつのことに集中しなければならない。ひとつは予選のトリム、もうひとつは今日の課題だったハードでのペースだ。セーフティカーが導入されるまでは戦略もパフォーマンスも好調だったが、それ以降は全員が同じ戦略をとっていたため、ハードタイヤでスピードを取り戻すのが少し難しかった。これからのアップグレードがシーズン序盤の方向性を決めることになる」5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)「今週末は僕たちにとってチャレンジングなトラックでのタフなレースになった。最初の数コーナーは理想とはほど遠く、トラフィックもあったので早めにピットインしてハードタイヤに交換することにした。その数周後、セーフティカーが導入されたので、そのタイヤでスタイアウトして最後まで走りきり、5位でフィニッシュした。いずれにせよ、全体的には予想以上に苦戦したし、今日の結果は望んでいたものではなかった。マイアミに行く前にすべてを見直すつもりだ。前の週末で見せたようなフォームを取り戻せると確信している」6位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「8番手スタートから順位を上げたことは、今日のレースに予想していたことだ。この結果は妥当なものだろうし、やるべきことがあることもわかっている。ここ3戦はアロンソやピアストリと同じようなバトルを繰り広げてきたので、6位が今の僕たちのマシンの位置だ。。全体的に興味深い週末だった。スプリントフォーマットということで、金曜と土曜の朝から週末にかけて2つの異なるセットアップを施した。選ぶべきことはいろいろなことがあるし、それをベースにしていきたいと思っている。上位でフィニッシュするためには、マシンにパフォーマンスを加え続ける必要がある。そのためにハードワークを続けていく」7位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日はペースが上がらず、いろいろなことが起こるトリッキーなレースだった。それでもポイントを獲得することができたことが重要だ。ファステストラップのボーナスも獲得することができた。スタートがうまくいって2番手に上がり、一瞬、1周でもレースをリードできればと思ったけど、それを実現することはできなかった。セーフティカーが何度か出て戦略が少し変わり、ハードタイヤがもうなかったのでソフトコンパウンドに交換した。全体的にはいいレースだったけど、日曜のペースを向上させ、予選でできることと同じにするために、いくつか課題がある」8位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「僕にとっては難しい午後だった。第1スティントで少し苦戦し、セーフティカー導入後の再スタートで後ろから追突されて大きなダメージを負ってしまった。レース後半はかなり苦しかった。それでもポイントを獲得し、ランドを表彰台に乗せることができたのは良かった。中国からポジティブな結果で戻ってくることができた。今はマイアミを楽しみにしている」9位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「前へ進んでポイント圏内に入ったけど、厳しいレースだった。結局、昨日はマシンのセットアップを間違えてしまい、その代償を払うことになってしまった。今後はそうならないようにするつもりだ!クルマは小さなウインドウで機能しているように見えるし、それが正しいことだと思っていた。残念ながら、そのせいで今日はとても難しくなってしまった。でもチームはピットストップで素晴らしい仕事をしてくれたし、ジョージもしっかりとポイントを獲得してくれた。次のマイアミはもっと良くなると確信している...