シャルル・ルクレール(フェラーリ)は2026年F1モナコGPで母国表彰台を狙っていたが、終盤のクラッシュによって無念のリタイアを喫した。65周目、ターン19でクラッシュしたルクレールの事故はセーフティカー導入の原因となり、その後コースのアスファルト損傷が確認されたことで赤旗中断へと発展した。しかしルクレール本人は、原因は路面ではなくマシンのブレーキトラブルだったと強く主張している。
「僕がバカみたいに見える」 ルクレールがブレーキ問題を主張レース後、ルクレールはクラッシュの責任を自分に負わせるつもりはないと語った。「路面が剥がれていたことが助けにならなかったのは事実だが、データがすべてを物語っている」「本当にフラストレーションが溜まる。僕はいつも正直でいたいと思っているし、自分がミスをした時に言い訳をするような人間にはなりたくない」「だからいつもカメラの前では率直に話している。でも今日は責任を引き受けるつもりはない」「タイヤ温度が低く、不安定で、限界域ではタイヤが非常にセンシティブだった。それは本当に悪夢だった」「僕はまるでバカみたいに見える。自分のミスでそう見えるなら構わない。でも今回は危険なレベルだ」Onboard with Charles Leclerc for his crash, prior to the Red Flag! #F1 #MonacoGP pic.twitter.com/VdOHk9FSRM— Formula 1 (@F1) June 7, 2026 4輪中3輪のブレーキが機能せずルクレールによると、問題は最初のセーフティカー導入中に発生したという。「4つのブレーキのうち3つが機能していなかった。F1マシンでは決して良い状態ではない」「左フロントだけは正常に作動していた。右フロントは半分程度。そしてリアの2輪はまったく作動していなかった」「まったくと言うのは、データ上で減速がゼロということだ。まるでキャリパーが付いていないような状態だった」さらにルクレールは、レース中に問題を解決する手段がなかったと説明した。「セーフティカーに入った直後から4輪中3輪のブレーキが機能しなくなった」「二度と元に戻すことができなかった。車内でできる限りの操作を試したが何も変わらなかった」「唯一の解決策は最終コーナーでブレーキを踏まないことだった。でもそうすればターン1でクラッシュしていたはずだ。解決策は存在しなかった」「摩耗だったのかは分からない。ここではよく起きる問題だが、原因は分からない。ただ明らかなトラブルがあった」ハミルトン仕様への変更を決断ルクレールはフェラーリ内部ですでに対策が見つかっていると明かし、次戦からはルイス・ハミルトンと同じブレーキ構成を使用すると説明した。「チーム内には解決策がある」「次戦からはルイスの仕様に変更する予定だ。それが前進につながることを願っている。本当に悪夢だった」また、チーム代表のフレデリック・バスールと副代表ジェローム・ダンブロシオもデータを確認し、自身の見解に同意していると明かした。「フレデリック・バスールとジェローム・ダンブロシオもデータを見た。そして誰の目にも明らかだったと思う。疑う余地はない」そしてレースから得られた唯一の収穫について問われると、ルクレールは皮肉交じりにこう答えた。「来週末にはブレーキの解決策があるということだ」