シャルル・ルクレールはF1マイアミGPのスプリント予選でフロントロウを獲得し、調子の落ち込みに歯止めがかけ、「人々が話すのを止める」ことができたと感じている。プラクティスでルクレールはクラッチトラブルに見舞われ、マイアミのトラックのターン16でスピンを喫し、わずか3周しか走れなかった。
しかし、F1キャリアでポールポジションを23回獲得する成績を収めてきたルクレールは、予選ではタイヤの適切なウインドウを見つけるのに苦労しており、それが調子の悪さの一因だったと認めた。ルクレールは中国GPのスプリントレースでは予選7番手、予選では6番手、日本GPでは予選8番手だった。マイアミのスプリント予選の成績に安堵しているかと尋ねられたルクレールは「そうだね。2戦連続で予選が弱点だったからね」と答えた。「中国での一時期は少し良くなっていたけれど、それを発揮できるマシンがなかった」「プラクティスでは1周しか走れなかったのに、予選ではいきなりフラットアウトして、タイヤも1セットしか使えない。「このような困難な週末に、プラクティスで1周しか走れずにすぐに予選に入り、いきなり全開で走りました。また、(各予選セグメントで)1セットのタイヤしか使用することが許可されていないので、とてもトリッキーだった」「でも、すぐに感触をつかむことができたし、タイヤを正しいウィンドウに収めるためにシーズン序盤に行ったハードワークが報われた感じだ。満足している」「今、たくさんの話題があるけど、このスポーツでは、前戦の成績がすべてだから、2戦連続で予選が悪かったり、いいレースができなかったりすると、人々が話し始める。だから、それを止められて嬉しいよ」「これからは一貫性を高めて、このレベルにとどまり、これまでと同じようにタイヤを適切なウインドウに安定させる必要がある予選では好位置につけていたルクレールだが、プラクティスではロングランを行わなかったため、レースペースについてはわからないままマイアミのスプリントレースに臨むという。「1周しか走っていないので、レースペースについてはまったくわからない」とルクレール。「でも、日曜日に優勝を狙えるよう、いいスプリントといいレースペースが出せることを心から願っている」