シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2024年第1戦F1バーレーンGPの予選を2番手で終了。予選の3つのセグメントを通しての最速タイムを記録したにもかかわらず、ポールポジションには届かなかった。ルクレールは、予選序盤に2本目の走行を開始するという決断が、セッション終盤の決定的な最終走行でリズムを乱したと語った。
「少し残念だ」とルクレールは2番グリッドを獲得した後に語った。「でも、いい予選ができた」「今までトリッキーな週末だった。FP1、FP2、FP3といろいろ試してきたけど、予選でスイートスポットを見つけることができた」トラックエボリューションによってQ1でラップタイムが急速に向上したため、フェラーリは脱落のリスクを避けるためにセッション終盤にルクレールを2回目の走行に送り出すことを選択したが、ルクレールは無線でその決定に異議を唱えた。結局、フェラーリがライバルが彼らを排除するつもりはないと判断したのだろう。ルクレールはタイムを設定せずに1周後にピットに戻った。「Q1は少しトリッキーだった」とルクレールは語った。「残念なことに、僕たちは2セット目のソフトを投入したけど、それでQ3が少し妥協を強いられた」「でも全体的に見れば、いい予選だったし、シーズンのいいスタートが切れたと思う。1年前と比べればいい位置にいる。明日はレースペースを見なければならない」ルクレールがQ2で記録した1分29秒165は予選全体の最速タイムだった。Q2で記録したルクレールの最速タイムは、ポールポジションを獲得したフェルスタッペンがQ3で出したラップよりも速かった。ルクレールはQ1でスクラブしたタイヤをQ3の開始時に使用しなければならなかったことで、ストライドが狂ったと語った。「Q2では29.1だったと思うけど、これはQ3でマックスが出したラップタイムとほぼ同じだったので、クルマはそのレベルにあった」とルクレールは語った。「ただ、Q3ではC3(ソフト)のユーズドセットで少しリズムを崩してしまった。ニュータイヤへの再適応が必要で、そこで少し遅れてしまった。でも、全体的にはポジティブな予選だった」予選2番手のルクレールは、明日ポール・ウィナーのフェルスタッペンに戦いを挑めるかどうかはわからないという。「一歩前進したと自信を持っているけど、どの程度前進したかは明日にならないとわからない」とルクレールは語った。「実際、レースではレッドブルがまだかなりリードしていると思っているので、どうなるか見てみよう。でもチャンスがあれば、いつものように狙っていくし、明日何が起こるか見てみるよ」