シャルル・ルクレールは、F1メキシコGP後に交わされたルイス・ハミルトンとの会話で、レッドブルのRB19マシンが話題の中心にあったことを明かした。マックス・フェルスタッペンがF1キャリア51勝目を達成し、ハミルトンとルクレールが表彰台を獲得したアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでのレース終了後、メルセデスのドライバーはフェラーリのドライバーに対し、レッドブルのクルマのどこが強いかは彼の後を追えばわかると話したという。
しかしルクレールは、ハミルトンがなぜそのような微細なディテールにはっきりと気づくことができるのか理解できなかったと告白した。「メキシコGPの後、ルイスと話したんだけど、彼はマックスのマシンがどこが優れているか正確にわかると言ったんだ」とルクレールは説明した。「彼にとってはそうなのかもしれないけれど、僕にはディテールについて到底認識できないと言わざるを得ない」「僕たちが話しているのは、最低地上高やサスペンション・トラベルのミリ単位の違いについてだ。もちろん、クルマのサスペンションが柔らかいか硬いか、どのポイントでタイムを稼ぐことができるのかはわかる」「僕は車載カメラの映像を見る方が好きだ。皆さんは、ドライバーのヘルメットからコース上でのクルマが何をし、何をしないかがわかると思う」今年、フェルスタッペンの圧倒的な強さは他の追随を許さず、レッドブルのドライバーは難なく3度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。チームのRB19はまさにエンジニアリングの驚異であり、史上最強のマシンのひとつとしてF1の歴史にその名を刻んだ。しかし、RB19の覇権にもかかわらず、ルクレールはフェルスタッペンのタイトル獲得までの道のりは、外から見えるほどスムーズで簡単なものではなかったと主張した。「それはとても不公平だ」とルクレールは語る。「もちろん、フェルスタッペンは今、快適なポジションにいるけれど、そこに到達するためには多くの仕事をこなさなければならなかった」「そして、彼らは今に至るまで良い仕事をしてきた。それは尊敬に値する。今は彼らに追いつくために、同じように良い仕事をしなければならない」