シャルル・ルクレールは、2023年のF1世界選手権でレッドブル・レーシングが全勝すると考えていたと認める。ルクレールは、2戦連続でチームメイトのカルロス・サインツに敗れた。シンガポールでは、サインツがなんとか勝利を収めた一方、チームメイトのために自らのレースを犠牲にしたルクレールは4位と苦戦した。
ルクレールは、特に以前のモンツァでのパフォーマンスもあり、フェラーリが正しい軌道に乗っていると認識している。「僕たちフェラーリは、昨年2位に終わったので、今年はコンストラクターズタイトルを獲得したいと思っていた」とルクレールは説明した。「最初の数レースを終えて、レッドブルが独走していたため、それが不可能であることは明らかだった」そこでルクレールは今、明確な目標を持っている。「再び優勝するチームになりたいけど、現時点で可能な最善のシナリオは2位で終わることであり、そのために全力を尽くす」ランキング2位争いは最終戦アブダビGPを含めて、ありえないほどエキサイティングな戦いになるだろう。「メルセデス、アストンマーティン、そしてマクラーレンまでもが接近している。チャンピオンシップではなく、2位についてなのが残念だ」シンガポールでの勝利はフェラーリに大きな弾みを与えた。「シーズン序盤を過ごした後では特に絵。正直なところ、4、5レース前に聞かれたら、レッドブルが全戦優勝するだろうと答えただろう」とルクレールは語る。「だから、1つチャンスがあったとすれば、おそらく彼らが絶好調ではなかったシンガポールだった。そしてチームは適切なタイミングで信じられないような仕事をした。カルロスも素晴らしい仕事をした。だからチームにとっても、残りのシーズンにとっても大きな弾みになった」「ここ2~3レースで僕たちは正しい方向に進んでいる、正しい方向で仕事をしていると感じていた。そしてついにこのステップを踏み出し、今年のレースで優勝できたことは、チームにとって大きな弾みになる」ルクレールがチームを助けるために自分のレースを犠牲にすることを厭わなかったということは、チーム内の協力について十分に物語っている。「カルロスとの協力関係に関しては、僕たちは常にうまくいっていたと思う」とルクレールは語る。「土曜の夜、予選が終わったときから、いや、おそらく予選前から、誰が1番手であろうと2番手のマシンが前のマシンを助けなければならないことは明らかだった。だからこれは明らかだった」「僕たちはいい仕事ができたから、チームが勝てて本当にうれしい。シーズン終了までに1勝するために、モチベーションを高めてさらにプッシュしていきたい」