フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、今シーズンのチームの不振のなかでドライバーとして“かなり成長した”と感じていると語る。今季、シャルル・ルクレールはこれまでに2度の表彰台を獲得しているが、FIAとのプライベートな和解の影響もあり、フェラーリF1のペースは2019年と比較して劇的に低下している。
現在、フェラーリF1はコンストラクターズ選手権で6位に位置しており、これは過去40年で最悪の結果となっている。フェラーリF1の上層部は、現在の問題に対する迅速な修正策がないことを繰り返し強調しており、レギュレーションが安定している2021年にも困難なシーズンになると予想している。昨年、フェラーリF1に昇格したシャルル・ルクレールは、2勝を挙げ、7回のポールポジションを獲得した。しかし、今年のチームの大不振のなかでドライバーとして向上することができたとルクレールは感じている。「昨年と比較すると、明らかにまったく異なる状況だ」とシャルル・ルクレールは語った。「僕たちはチームとしてかなり苦労しているけど、困難な時期を経験すれは、より多くを学ぶことができる」「頭を上げ、モチベーションを維持できるかは僕たち次第だ。これが現時点で最も難しいことだ。でも、正直に言うと、僕にとってはフェラーリを運転すること自体がモチベーションになっている。だから、そこには苦労していない。状況を変えるためにうまくやろうというモチベーションはとても高い」「僕はチームと長期的なパートナーシップを結んでいる。好転させることを本当に楽しみにしている」「現時点でそれは簡単なことではないけど、トップに戻るために懸命に取り組んでいる。でも、今シーズン、僕はかなり成長したと思っている」昨年末、シャルル・ルクレールは長期契約に署名し、少なくとも2024年シーズンまでフェラーリに残ることになる。来年、シャルル・ルクレールはカルロス・サインツに新しいチームメイトを迎える。現在のチームメイトであるセバスチャン・ベッテルは、アストンマーティンへと移籍する。