フェラーリの2019年のF1ドライバーに抜擢されたシャルル・ルクレールは、“多くの人々”自分がフェラーリで走る準備ができているかどうかに“大きな疑問”を抱いていることは認識しており、1年目から結果を残していく必要があると語る。フェラーリは、2019年にキミ・ライコネンに代えて20歳のシャルル・ルクレールを起用することを発表。1961年のリカルド・ロドリゲスに次いでフェラーリ史上2番目に若いドライバーとなり、また1年という経験での抜擢は1985年のステファン・ヨハンソン以来となる。
今年、ザウバーでF1デビューを果たして5度の入賞という活躍をみせているシャルル・ルクレールは、F1イタリアGPが開催されているモンツァでフェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネからドライバーに起用することを伝えられた。シャルル・ルクレールは、F1での経験は限られているが、トップチームでのフェラーリではすぐに結果を出していく必要があることはわかっていると語る。「自分では準備ができているかどうかは判断できないものだけど、ルイスは初年度からすぐにトップレベルにいた」とシャルル・ルクレールはコメント。「もちろん、経験はいつだってプラスになるけど、1つのシートで十分に良ければ、F1に到達した初年度からトップシートでも十分に良いはずだ」「来年、自分がフェラーリに残れるほどの良い結果を出せなければ、評価を下げるのは当たり前のことだし、フェラーリのシートに相応しくないということだ。そういうものだと思っている」シャルル・ルクレールは、フェラーリは学習のための1年を過ごせるほど甘くはないと語る。「結果を出さなければならないのは間違いないことだ。今年はとても良いシーズンを過ごしているし、そこから最大限に学び、来年はビッグチームでパフォーマンスを発揮しなければならない」とシャルル・ルクレールは語る。「もう学ぶことはないと言っているわけではない。僕はまだ多くのことを学ばなければならないし、改善できることはまだたくさんある。でも、初年度の今年よりもはるかに準備は整えられると思っている」「僕の目標はクルマでできる最高の仕事をすることだ。今年、彼らは最高のマシンを持っているし、タイトルを獲得するチャンスがあると思っている。来年それが同じならば、同じようにタイトルを獲得できるチャンスがあると思うし、それは大きなことだ。でも、僕はドライバーとしてもっと成長しなければならないし、最高の結果を出していかなければならない」シャルル・ルクレールは、多くの人が自分のフェラーリへの早い昇格を疑問に思っているかもしれないが、ワークスドライバーとして徹底的に検討されてきたことで十分に精神的な強さを身に着けていると自信を持っている。「多くの人々が僕の方に多くのプレシャーがのしかかっていると感じいると思うけど、実際にはそうでもない」とシャルル・ルクレールはコメント。「僕にはそのすべてのプレッシャーを跳ね除けられるメンタルがあると思っている。自分自身に本当に集中しているし、人々が僕にクルマで何を期待しているかについてはあまり考えていない」「クルマで正しい仕事をして、正しい方法で取り組んでいくことができれば、パフォーマンスはついてくるだろう。とにかく自分自身のこと、クルマで良い仕事をすることに完全に焦点を当てている。だから、プレッシャーは感じていない」
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