カルン・チャンドックは、長期的に考えてレースシートを獲得するための役に立つのであれば、今年はリザーブドライバーとしての立場を受け入れると語る。昨年、ヒスパニア・レーシングでF1デビューを果たしたカルン・チャンドックは、ここ数カ月にわたりF1残留のためのオプションを探っているが、ヒスパニア・レーシングは2011年に同郷のナレイン・カーティケヤンを起用することを発表した。
チーム・ロータスのリザーブドライバー候補として名前が挙がっているカルン・チャンドックは、2012年以降にレースシートを獲得する役に立つのであれば、その道を受け入れるつもりだと認めた。「中長期的なことを望んでいる。2011年だけじゃなくね」とカルン・チャンドックは AUTOSPORT にコメント。「2012年と2012年に何をするかが重要だ。2010年のポール・ディ・レスタのように来年リザーブドライバーとして過ごすことがその手段であるならばそうするよ。グリッドに近い場所があるならば、それが最高の選択肢だ」カルン・チャンドックは、ヒスパニア・レーシングと詳細な交渉はしていないとし、新しいチームに加入することを目指していると語る。「2011年のヒスパニア・レーシングのシートは追い求めなかった」とカルン・チャンドックは説明する。「チームは昨年あまり前進しなかったし、最後に彼らと話したときも今年にむけてあまり進行しているようには聞こえなかった。彼らと1年過ごしたし、感謝している。僕にチャンスを与えてくれた彼らに感謝している。でも、今は他の場所を見ている」カルン・チャンドックは、2011年の計画について交渉をしているが、チーム・ロータスとのタイアップに興味を持っていることを認めた。「アジアチームを作るというトニーの姿勢が気に入っている。彼はそれを強く主張しているし、過去にもアジア人ドライバーとスタッフでチームを作ることについて話していた。僕がそこに行くことは彼にとっても大きな利益があると思う。特にエアアジアがインドに飛んでいる今はね」「チームは、昨年うまく構造を向上させた。素晴らしい人々がいるし、彼らは将来にために投資をしてきた。近い将来にむけては良い場所だとは思うけど、現時点では何も達成されていない。全てがまだ未定だ」また、カルン・チャンドックはヒスパニア・レーシングと契約したナレイン・カーティケヤンの存在が、今年F1を初開催するインドにとって大きな後押しになると考えている。「F1の周りに多くのインド人がいることは、スポーツにとっていいことだね」とカルン・チャンドックは述べた。グリッドに他のインド人ドライバーがいることについての善し悪しについて質問されたチャンドックは「それは僕にとっては重要なことではない」とコメント。「今日それについていろいろと電話があったことは苦痛だったけど、それを除けば、僕にとって重要なことではない。彼が持っている財政支援は、彼の長期的なスポンサーなので僕からは何も奪ってはいないし、彼が得たシートは僕が興味をもっていなかったものだ」関連:ヒスパニア・レーシング、ナレイン・カーティケヤンの起用を正式発表