ロータスのF1マシンのデビューは、2月17日からヘレス・サーキットで行われる3回目の公式テストになりそうだ。マレーシアの支援により、2010年に伝統的なチーム名を復活されるロータス。テクニカルディレクターのマイク・ガスコインは、開幕前に行われる4回の公式テストのうち、2つのテストに参加する予定だと語る。「実際、予定より一週間早く進んでいる。9月12日にエントリーを承認されたとき、シェイクダウンは2月12日になるだろうと言ったが、今は2月5日を予定している」
「そのあと、2回目のヘレステストと最後のバルセロナテストに参加する予定だ。走行するマシンを公開するのはそれが最初になるだろう。バルセロナテストの最後の2日間にシャシー2を走行させたいと思っている」「現代のF1を考えると予定を1週間早められていることはかなり良い。9月12日にエントリーを獲得して良い状態でいれることは、悪い結果ではない」マイク・ガスコインは、ヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンが加入したことで、ロータスがシーズンの終盤には中団争いをしていることを目標にしていると語る。シーズン序盤はタフになるだろうと認めるガスコインだが、すでにスペインGPに向けての大幅なアップグレードが進行中であり、マシンのパフォーマンスを後押しするだろうと考えている。関連:・ロータス、T127を発表 - 2010年2月13日・ロータス T127 (主要諸元)「我々は新チームのトップになり、既存チームの最後尾とそれほど離されずにスタートしたいと言った。まだそれは可能だと思っている。特にいくつかの既存チームに多くの混乱があったからね」「新チームのトップになれれば、Q1で脱落する8台のクルマなので、両方のマシンがQ2に進むには1〜2台の落後者を上回れば良いだけだ。そうすれば、すでに中団チームだ。全チームがそこにいれば我々の助けになるので、そうなることを望んでいる」マイク・ガスコインは、シーズン序盤のマシン開発プログラムについても語った。「我々は10月に風洞テストをスタートした。マシンが完成する頃には最初のレーススペックを並べ、2カ月間の風洞テストをするつもりだ」「初レースをする頃には、5〜6カ月の風洞テストをしていることになるので、バルセロナに持ち込むスペックは現在行うことができるものよりもずっと多くの作業に基づいたものになるだろう」「我々はかなり急速に進歩を遂げているし、それを維持できれば、中盤のバルセロナにはかなり良い状態で入れるだろう。それが実際に目標にしなければならない場所だ」「中盤での目標はそれだ。シーズン終盤には、フォース・インディアやトロ・ロッソ、そして苦戦しているかもしれないザウバーあたりを打ち負かしてシーズンを終えたい。彼らを狙い撃ちにしたいと思っている」