ケータハムは、最終戦F1アブダビGPとそれ以降のチーム存続のために『#RefuelCaterhamF1』と題したクラウドファンディングでの資金募集プロジェクトを開始した。現在、ケータハムは管財人の管理下に置かれており、F1アメリカGPとF1ブラジルGPを欠場。FIAが公表した2015年の暫定F1エントリーリストにはケータハムの名前が記載されたが、来季の参戦には最終戦F1アブダビGPへの参戦が必須条件だとされている。
ケータハムは7日(金)、クラウドファンディングのWEBサイト(www.crowdcube.com/caterham)による資金募集を開始。支援は10ポンドから受け付け、金額によって支援者の名前はF1アブダビGPの名前がF1マシンに掲載されるなどの特典が与えられる。ケータハムは、目標として11月14日(金)までに235万ポンド(約4億2832万円)に設定した。プレスリリースでは、ケータハムの管財人を務めるフィンバー・オコンネルが、臨時のチーム代表を務めることも明らかになった。フィンバー・オコンネルは「我々はケータハムF1チームがレース、まずはアブダビGPで復帰できるようにノンストップで働いていますが、新しいオーナーシップのもとで恒久的にレースに戻るための踏み石になることを願っています」とコメント。「それを達成する最も有益、革新的、そして効果的なオプションがクラウドファウンディングです「この週にできるだけ多くのスポンサーとファンに関与していただき、我々全員がその復帰の一員になれるなにかを作りたいです」「チームは将来に値します。そして、我々に同意してくれる多くのファンと企業がそこにいると確信しています。我々全員が一体となり、ケータハムF1チーム #RefuelCaterhamF1 以上にチームへのサポートを示す方法は考えつきません」「これを実現するために、我々は、世界をリードするクラウンドファンディングのプラットフォームであり、2011年以降に150以上の組織のために4500万ポンド(約82億円)を集めたクラウドキューブ(Crowdcube)とチームを組みました」「来週の金曜日までに目標に届かなければ、もちろん、寄付を申し出ていただいた資金はお返しします。しかし、今、我々はチームの将来を期待できます。チームが再びレースができることを示せると確信していますし、きちんとした財政基盤の上で新しいオーナーのもと明るい将来に至ると確信しています」