ケータハムF1チームの現運営者は23日(木)、チーム運営から身を引くことを決め、チームは管財人の手に渡った。 ここ1週間、ケータハムF1チームの所有権をめぐって激しい論争が続いていたが、元オーナーのトニー・フェルナンデスからチームを購入した投資会社エンゲーベストは、もはや運営に乗り気ではなくなったようだ。
エンゲーベストは売買契約に同意した後もトニー・フェルナンデスが株式を譲渡しなかったと主張。一方、トニー・フェルナンデスは債権者への支払いを含めた売却の条件が満たされなかったとエンゲーベストを非難している。 ケータハムF1チームは24日(金)に短い声明を発表。ケータハムの未来は管財人であるスミス&ウィリアムソンに委ねられたことを明らかにした。 「昨日の晩、21時55分CETに要請を受け、ケータハム・スポーツ・リミテッド(Caterham Sports Limited)の管財人、トニー・フェルナンデス氏に関連したマレーシア輸出入銀行の法律顧問、1MRT/ケータハムF1チームの代理人は、ケータハムF1チームの全権を管財人のフィンバー・オコンネル氏に譲り渡すことで同意した。これはチームの利益を考え、彼らが運営を続行し、次のイベントの準備を可能にするためのものだ」 発表前、フィンバー・オコンネルは、チームの資産とケータハムのF1活動継続のいずれかに関心を持つ団体から接触があったと Reuters に述べていた。しかし、F1マシンは25日(土)にはオースティンに向けて出発しなければならず、ケータハムが来週末のF1アメリカGPのグリッドに並ぶための時間は少ない。
全文を読む