ケータハムのチーム代表マンフレディ・ラベットは、チームが毎週末のF1アメリカGPに参戦するかどうかさえわからない状況だと述べた。ケータハムのF1マシンを製造するケータハム・スポーツが破産申請し、管財人のもとで再建手続きが行われるなか、チームは元チームオーナーのトニー・フェルナンデスが、契約どおりに株式を譲渡していないと主張。法的措置を示唆し、F1チームから手を引くことも検討すると述べた。
BBC Sport は、トニー・フェルナンデスがケータハムF1チームの声明を“ゴミ”だとし、自身の弁護士が近々声明を発表するかもしれないと述べたと報じている。トニー・フェルナンデスは、自身のTwitterで今回の騒動について「簡単なことだ。何かを買ったら。支払いをすべきだ」と投稿し、買手であるコンソーシアム”Engavest SA”が料金を支払っていないことを示唆した。チームの存続自体が危ぶまれるなか、ケータハムのチーム代表マンフレディ・ラベットは、自分はもはやチームを運営する立場にはないと述べた。「直属の上司から身を引くよう指示されており、私としてはそれに従わなければならない」とマンフレディ・ラベットはコメント。「ケータハムF1チームのオーナーは今もフェルナンデス氏であると理解している。今後、チームオーナーが必要な手続きを取ることになるだろう」「この問題についてどう答えるべきかわからない。シナリオが劇的に変化している」ケータハムがF1アメリカGPでレースをするかと質問されたマンフレディ・ラベットは「私には何とも言えない」とコメント。「今日まで、通常どおりにレースの準備を進めてきた。だが、明日以降のことについては、もはや私の支配は及ばない」「解決法が見つかることを願っているが、そこは私にはわからないことであり、私がどうこうできることでもない」「私は実務を行っているだけだ。来年や今年終盤の若手テスト、金曜走行に関するドライバー交渉など、あらゆる準備を行ってきた。何度も申し上げてきたことが、今シーズンを最後まで戦い、さらに前進するための準備は整えていた」