クリスチャン・アルバースがケータハムのチーム代表を退任したのは、金儲け主義の新オーナーのやり方に嫌気が差したからだと報じられている。F1イタリアGPの決勝レース後、ケータハムは、突然、チーム代表のクリスチャン・アルバースが“個人的な理由”により退任したことを発表。元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、コリン・コレスが手を引く謎の投資家グループがチームを買収した後、コリスから任命されてチーム代表を務めていた。
この退任劇について、 Sport1 のコメンテーターを務めるオーラヴ・モルは「アルバースは、新オーナーがコミットメントを果たさなかったのでケータハムF1チームを離れた」と述べた。新オーナー就任後、ケータハムは、F1ベルギーGPで小林可夢偉をレースドライバーから外し、コリン・コレスと関係の深いアンドレ・ロッテラーを起用。次戦F1シンガポールGPでは、ロシアからの支援があるとされるルーキーのロベルト・メルヒにシートを売るとされている。F1イタリアGPでは、ロベルト・メルヒにスーパーライセンスが発給されなかったために、急遽、小林可夢偉が参戦。予選で、小林可夢偉はマルシャ勢を抑えて19番手でフィニッシュ。クリスチャン・アルバースは、可夢偉の走りを称えていた。「アルバースは、彼らが、レースチームではなく、資金のことと会社の話題づくりにしか集中していないと感じた」プレスリリースで、クリスチャン・アルバースは“家族ともっと多くの時間を過ごせるよう”とも述べていたが、それは真実のようだ。「彼には二人の子供がおり、妻の体調が良くないのもその一員であるのは確かだ」とオーラブ・モルは伝えた。
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