F1イタリアGPの開催を目前にして、ケータハムのレースドライバー枠の一つは確定しないままだ。 F1ベルギーGPでアンドレ・ロッテラーにシートを譲った小林可夢偉は、もうケータハムのシートには戻ってこないとの見方がある。F1イタリアGPのケータハムのレースシート獲得のために、スペインのルーキーであるロベルト・メルヒと彼を支えるロシアの後援者たちが30万ユーロ(約4,100万円)を積み上げたと噂されている。
しかし、新たな報道によれば23歳のロベルト・メルヒは「僕はまだスーパーライセンスを持っていない。300kmを走る必要がある」と語ったという。ロベルト・メルヒは、元ヨーロッパF3チャンピオンだが、FIAは、F1でも最高速サーキットであるモンツァでルーキーがF1に初挑戦することに不安を感じているようだ。 レッドブルのジュニアプログラムに所属するカルロス・サインツJr.にもモンツァでレースするとの噂があるが、その一方でアンドレ・ロッテラーが再度グランプリ参戦を果たすとの推測もある。 アンドレ・ロッテラーは、ケータハムについて「僕たちは今も連絡をとっている。まだレースする機会はあると思う」と Racer にコメント。「僕にとって最高の経験だった。スケジュールを見て、またレースができるかを見たり、さらに挑戦する意義があるかを考えたりしなければならないね」 今季のアンドレ・ロッテラーは、日本のスーパーフォーミュラと世界耐久選手権に参戦しているが、モンツァの日程はそのどちらともぶつからない。 「スパではアウディのみんなが支えてくれたし、これまでのキャリアを支えてくれたすべての人たちや日本のみんなが、僕を支えてくれているような気がした」とアンドレ・ロッテラーは述べた。
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