ケータハムは、F1ドイツGP初日のフリー走行で、マーカス・エリクソンが20番手タイム、小林可夢偉が22番手タイムだった。小林可夢偉 (22番手)「フリー走行1回目はいいセッションでした。ここ数レースよりは間違いなく良かったですし、トラブルもなく予定してたプログラムをきちんと走れました。クルマはアンダーステアが強く、セットアップをいくつか試していき、セッションの最後には少しは良くなっていました」
「フリー走行2回目はまず10周のランを行いました。昼休みの間に行ったセッティング変更で、クルマのバランスはよくなっていました。ただ、明らかなパワー不足で、とにかくおかしかったです。セカンドランに向けてさらにメカニカルなセッティング変更を行い、コースに戻りましたが、その2周目にブレーキを失い、さらになにかが燃える臭いがしました。その後はっきりと火が見えたのでターン16のコース脇にクルマを止めました。そのあとは消化器を取りに走って、消火作業を手伝いました。残念ながらそれでセッションは終了でした。どうも燃料漏れから火が点いたようですが、これからきちんと原因を探って修復します。望んでいた状況ではなかったですが、それでも午後の最初のランで感じたクルマのバランスには手応えがあります。とにかくきちんとクルマに信頼性があれば、ここ数レース遠ざかっているいい週末にできたと思います。とにかくチーム一丸となって全力で仕事をするだけです」マーカス・エリクソン (20番手)「フリー走行1回目では可夢偉と違うセットアップを使った。最初の走行から全体的なバランスが良かった。最終セクターはクルマがオーバーステアからアンダーステアに代わってしまい、かなりタイムをロスしたけど、空力バランスとメカニカルセットアップを改善したら、最後の走行までに一貫するようになった。フリー走行2回目はすぐにコースに出たけど、2回目のフライングラップに入るタイミングで油圧に問題があると言われてクルマを止めるしかなかった。僕もクルマもすぐにピットに戻り、みんながとても頑張ってくれたおかげでセッション時間残り35分でまたコースに出ることができた。パフォーマンスランも何とか終えられたし、ロングランも進められたので、時間は失ってしまったけれど、プランはほとんど完了させることができた。確かにもっと走りたかったけど、全体的にクルマの感触はシルバーストンから改善されている。ここで施した変更のいくつかが僕のドライビングスタイルにとてもよく合っているみたい。今夜はデータを見ながら煮詰めていって、明日のフリー走行3回目ではコース上で仕上げていきたい。今はとにかく明日またマシンに乗って作業を始めるのが待ち遠しい。今週末は僕たちがずっと待ち望んでいる進歩を遂げられるような気がする」関連:・F1ドイツGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1ドイツGP フリー走行1回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム
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