コリン・コレスは、ケータハムの新しい所有者は“今後数年間”F1でチームを維持しようとしているが、それを実現するためにタフな決断をしなけれなならないと警告した。“アドバイザー”としてケータハムF1チームの買収に関わったコリン・コレスは、舞台裏で取り仕切っている鍵を握る団体には明白なプランがあると述べた。
「我々は多くの進歩を果たしたと思う。もっと多くの変化があるし、もっと多くのことが行われる。私は300の失敗した仕事よりも、200の安全な仕事を得ることを好む」とコリン・コレスは Reuters に述べた。「嫌われるような決断をしなければならないときもある。だが、信じてほしい。特定の人々は、変化が必要であり、このまま続けることができないことを把握し、理解している。それは不可能だ」ケータハムF1チームは、マレーシアの実業家トニー・フェルナンデスが設立したが、シーズン前、今年チームが改善しなければ撤退すると警告しており、先週末のF1イギリスGPの数日前にスイスと中東の投資家からない謎のグループにチームを買収した。F1の最高権威者バーニー・エクレストンは、彼らが誰であるかまったくわからないと述べているが、コリン・コレスは、彼らが“スイスとコネクションのある中東の民間の個人”であると述べた。コリン・コレスは、2007年にスパイカー時代に首にしたオランダ人のクリスチャン・アルバースを新チーム代表に就任させた。シルバーストンでは、たとえチームウェアを交換する時間はなかったとしても、変化は明白だった。ケータハムのF1マシンにはトニー・フェルナンデスに関連するスポンサー『Airbus(エアバス)』のロゴがまだ掲載されていたが、『General Electric(ゼネラル・エレクトリック)』の“GE”ロゴがないのが目立っていた。 コリン・コレスは、クルマに残るのは支払いを行っているパートナーだけだと述べた。「私はチャリティーでここにいるのではない。みなさんが見ているものが現実だ」とコリン・コレスは肩をすくめた。ミッドランド、スパイカー、フォース・インディア、そしてHRTを率いてきたコリン・コレスは、会社としてのケータハムには負債はないと述べた。「多くのことが3日以内に解決された。我々にはまだ解決しなければならない債権者がいるが、彼らはノーマルな取引債権者だ。それが我々がしようとしていることだ。穏やかな海にすべてを持ち込むことだ。チームはとり何年もここにいなければならない。それが目標だ」「生き残れるか、生き残れないかの問題ではない。私はチームは存続すると思う。問題はどのレベルでだ。債権者を解決するだけではない」「平行して、財政面をただし、会社全体を再構成しなければならない。混乱しているからね。そして、クルマにアップデートを施し、ドライバー/クルマのパッケージから最高のパフォーマンスを見つけなければならない」コリン・コレスは、F1チームは“当面は”元アローズとアーパーアグリが本拠地にしていたリーフィールドのファクトリーに残ると述べた。現状、ドライバーラインナップに関する状況は明らかになっていない。小林可夢偉とマーカス・エリクソンは、必要条件の資金を供給することで2014年にチームに加わった。「パフォーマンスに関しては調べなけばならない。我々はそれを調べている」とコリン・コレスは述べた。「噂を広めたくはない。意味のないことだからね」「マネジメントとドライバーとミーティングを催した。私は常に透明だと思っている。F1で最後に首にしたドライバーはクリスチャン・アルバースだった。そして、彼は今、チーム代表だ。それは私が人々とどのように仕事をするかを示しているはずだ」コリン・コレスは、今後F1参戦を目指しているルーマニアの“フォルツァ・ロッサ”と彼の会社と通して関与したままとなっている。コリン・コレスは、フォルツァ・ロッサのためにケータハムの資産は買却し会社を閉じてしまうか、もしくは2つを1つにする可能性についてコメントするのを避けた。「これはマレーシアの記号で、マレーシアの旗の下で走っている。ルーマニアのプロジェクトとは無関係だ」とコリン・コレスはコメント。「名前の変更や、メマレーシアに登録されている会社を変更して、それをルーマニアに持ってくるのは難しい」「この会社(1Malaysia Racing Team)がエントリーを持っており、それを移すことはできない。会社がもう存在しなくなれば、エントリーを失う。エントリーは名前だけでなく会社登録番号に関連している」シルバーストンでは目立たないように凄い、チームのホスピタリティユニットで取材に応じたコリン・コレスは、チームに丈夫な基盤を置くことだけに集中すると述べた。「このミッションは成功する。難しいミッションだが、成功させなければならない」
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