ケータハムF1チームのオーナー変更は、所属F1ドライバーたちにとっても驚きだったようだ。 マーカス・エリクソンは「みんなと同じくらい僕にとっても大ニュースだった」と述べた。創設者のトニー・フェルナンデスがTwitterで「F1はうまくいかなかった」との投稿した後、ケータハムはスイスと中東の投資家からなるコンソーシアムへと売却された。
新マネジメントには元HRTのチーム代表コリン・コレスほか、マンフレード・ラベット、元ミナルディドライバーのクリスチャン・アルバースが顔を揃えている。ケータハムの発表について質問された小林可夢偉は「昨日は新しい首脳陣とほとんど話をしていません。来週にはもう少し時間があると思うので、様子を見てみましょう。もちろん、僕は今年走ります」とコメント。 だが、数週間前には、ケータハムは2014年シーズン終了を前にして解散するのではないかと報じられており、今回の騒動は実際のところマーカス・エリクソンと小林可夢偉にとっては朗報と言える。「僕たちがまだレースを続けられることを本当に感謝していますし、僕たちの目標は明らかです。チャンピオンシップでのポジションを取り戻すためにプッシュする必要があります」「僕たちは集中する必要があります。過去数カ月、僕たちは予算に苦しんできましたが、今はもう少し予算を使えるようになったと思うので、何ができるか見てみましょう」一方で、直接的なライバルであるマルシャは、モナコGPでF1初ポイントを獲得しており、ケータハムはバーニー・エクレストンが配当する賞金を失う可能性がある。しかい、小林可夢偉は「僕たちに失うものは何もないですし、それはシンプルなことです。僕たちはチームとしてまとまる必要がありますし、チャンピオンシップでのポジションを取り戻すために集中しなければなりません」と主張している。