ケータハムは、F1マレーシアGPの予選で、小林可夢偉が20番手、マーカス・エリクソンが22番手だった。小林可夢偉 (20番手)「今日はまたクルマのトラブルがあり、フリー走行3回目は7周しかできませんでした。非常に限られた走行時間でしたが、少しだけですがクルマを改善でき、チームメイトのデータもあわせて予選に向けたセットアップをしました。ただ、これは本来予選に向けて望んでいた状況ではないです」
「予選ではインターで集団と一緒に出ていきました。できる限りプッシュはしましたが、クルマから多くを引き出すことはできませんでした。特にインターをワーキングレンジに入れることができず、きとんと使うことができませんでした。週末を通してわずかなラップしか走れなかった、土曜日の午前中に抱えた問題を考えれば、予選で互角に走れたことはチームのハードワークのおかげですし、全ての問題のあと、出て行って、ラップを刻むことができたのは小さな報酬です。今は明日に集中していますし、フルレースを戦えることを期待しています。今日のような雨が降れば、何が起こるかわかりません。とにかく、きちんとレースをするチャンスが欲しいです!」予選ではインターミディエイトタイヤを履いてクルマの列のなかでコースインし、とにかくプッシュしましたが、あれ以上クルマから引き出せるものはなかったです。インターミディエイトタイヤの温度を作動温度領域まで入れられず、きちんと機能させて走ることができませんでした。今週末の非常に少ない走行時間や、フリー走行でのトラブルを考えると、予選を走ることができたのはチームのハードワークのおかげです。予選を走ることができて少しはみんなの努力が報われたと思います。これからは明日に集中して、しっかりとレースを走りきりたいと思います。もし今日のように雨が降ればないが起こるかわかりませんが、とにかく僕が望むのは普通にレースをするチャンスだけです!」マーカス・エリクソン (20番手)「最初のFP3で走ってみて、全体的なハンドリングとパワーユニットのドライバビリティの両面で、僕たちが昨晩から良いステップを果たしていることは明白だった。1回目の走行はプライムで走った。金曜日から改善はしていたけど、それでもグリップはかなり低かった。残念ながら、2回目の走行後にオイル漏れが見つかって、パフォーマンス走行直後にセッションを終えなければならなかった。でも、予選にむけてはドライでのペースという点でちょっとしたアイデアを持って臨んだ。予選前に雨が降り始めて、セッションが延期になり、ウェットトラックでスタートするだろうことはわかっていた。F1での初めてのウェットセッションだったので、最初のラップから僕にとっては全てが新しい経験だった。かなり面白かったと言わなければならないね! ラップ毎にますます多くのことを学んでるし、もう1セットのインターに交換するために残り数分で素早くピットストップを行った。でも、最後の最速ラップのセクター1でミスをしてクラッシュしてしまった。チームに本当に申し訳なく思う。彼らは僕たちが抱えた問題に週末を通してとても一生懸命に作業してくれたし、これから明日にむけてクルマを準備するためにまた大きな仕事がある。でも、彼らが頑張ってくれて、明日戦いに戻れることはわかっている。今回は僕にとってまたひとつの大きなレッスンになった。F1での初めてのウェット走行、インターでの初めてのQ1、初めての大きなクラッシュ。それはF1のルーキーとしての全ての一部だし、起こったこと全てから学んでいる」関連:F1マレーシアGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション