カルロス・サインツJr.は、メキシコグランプリの予選で力強い走りを見せ、ポールポジションを獲得するまでの道のりでライバルたちを置き去りにした。最初のラップで暫定ポールポジションに就いた後、トラックリミットを超えたラップタイムを記録したマックス・フェルスタッペンに対し、サインツは次の周回で1分15秒946にまでタイムを縮め、レッドブルのライバルをコンマ2秒引き離してチェッカーフラッグを受けた。
F1キャリア6回目のポールポジションについて振り返ってほしいと求められたサインツは「とても嬉しい。素晴らしい2周だった」と語った。「メキシコではいつも、1周をまとめることができないような感覚に陥り、スライドが激しくて非常に難しい。でも、今日は正直に言って、Q3の2周はほぼ完璧だった」「Q3では本当にしっかりとした2周を走ることができた。ポールポジションを獲得できるだけの走りだった。メキシコでは通常、路面が滑りやすく、このようなことは滅多にないから、とても嬉しいよ」カルロス・サインツJr.はメキシコシティでの予選で素晴らしい走りを披露した。前回のアメリカでのレースでフェラーリがワンツーフィニッシュを飾った後、カルロス・サインツJr.は「僕たち、特に僕のほうは、一歩前進したと思う。予選でも、アウトラップとタイヤの準備で何か特別なものを発見しようとしている。そして、正しい方向に向かっているように思える」「もちろん、明日は仕事を終わらせるのが楽しみだ。でも、少なくとも今日のポールポジションは受け入れる。なぜなら、進歩の証であり、本当に堅実なラップだったからだ」フェラーリは、コンストラクターズランキングで3位につけているが、レッドブルとは8ポイント、マクラーレンとは40ポイントの差がある。レッドブルのセルジオ・ペレスとマクラーレンのオスカー・ピアストリがQ1で脱落したため、2008年以来のタイトル獲得を目指すフェラーリにとって、チャンピオンシップのチャンスを広げる絶好の機会となった。明日のレースの重要性を踏まえ、サインツは「もちろん、最優先事項だ。まずは両方のマシンをゴールさせることだ」とサインツは語った。「特にレースで勝てば、優勝で得られる7ポイント、8ポイントがコンストラクターズ選手権でチームにとって重要になる」「とにかく1位をキープしてターン1に進入し、そこからはレースペースが勝てるほど良くなることを期待している」