カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)は、2024年F1第1戦バーレーンGPの決勝で3位表彰台を獲得。レッドブルのセルジオ・ペレスのテールを追いかけたことは「嬉しいサプライズ」だったと語った。ブレーキトラブルに苦しむシャルル・ルクレールとのチーム内バトルやジョージ・ラッセルのメルセデスとの応酬を経て、サインツはマックス・フェルスタッペンが圧倒的な強いでレースを制する中、ファンが応援できるグラディエーターとなった。
チェッカーフラッグが振られるまでにフェルスタッペンは20秒以上のアドバンテージを築いたが、サインツはレッドブルのペレスを視界に捉え続け、2位のドライバーにわずか数秒差でフィニッシュした。「今日は本当にいい感じだった」と、レース後にマシンを降りたサインツはデビッド・クルサードに語った。「スタートは理想的なものではなかったけれど、それ以降はタイヤをうまくコントロールできたし、そこからは自分のペースで走ることができた」「表彰台に上がるまでに2、3台を抜き去り、最後にはレッドブルに追いつくことができたのは嬉しいサプライズだった」「まだ十分ではないし、僕たちが目指すところには至っていないけれど、昨年に比べれば前進しているし、シーズンの堅実なスタートを切ることができた」ソフトタイヤでスタートしたサインツは、レース中に2本のハードコンパウンドタイヤに履き替え、ソフト-ハード-ソフトの作戦を選択したペレスの背後を狙った。フェラーリは「明確なランプラン」を実行し、ピレリのハードタイヤで快適に走れたとサインツは語った。「ハードの方がオーバーヒートしにくいし、デグラデーションも少ないので、少し快適になったと感じている」「ウォームアップとフロントのロックがちょっと厄介なタイヤだけど、いったんマシンで機能させることができればプッシュできるようになる」。来週末のサウジアラビアGPに向け、サインツは好調なスタートを切ったフェラーリがジェッダで高速コーナーを得意とするレッドブルやマクラーレンに挑戦できることを期待している。「この新しい2024年マシンで我々が走る初めての異なるサーキットなので、僕たちがどのような状況にあるかを見るのは、みんなにとってはちょっとしたサプライズになるだろうね」とサインツは語った。「昨年高速サーキットで非常に優れていたマクラーレンやレッドブルのようなクルマがそこで競争力を発揮すると期待しているけど、僕たちのクルマも高速で向上しているので、そこでも強くなれることを願っている」
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