マクラーレンのカルロス・サインツは、ルノーのアップグレード版“スペックB”パワーユニットを投入。F1オーストリアGPの決勝を後方グリッドからスタートする。ルノーは、先週末のフランスGPで“スペックB”が稼働可能となり、ダニエル・リカルドに搭載された。マクラーレンは今週末のF1オーストリアGPまで待つことを決断した。
カルロス・サインツは、パワーユニット一式を交換。内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hが4基目、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスが3基目となり、15グリッド以上の降格ペナルティになることから自動的に後方グリッドからのスタートとなる。「残念だが、これもゲームの一部だ」とマクラーレンのチームプリンシパルを務めるアンドレアス・ザイドルは Autosport にコメント。「だが、他も同じことだ。すでに他がペナルティを受けているのを見てきたし、我々も検討しなければならない」「最終的にそれがレギュレーションであり、モード、マイレージ、ペナルティを避けることなど、エンジンの使い方を計画していく必要がある」「我々はルノーからエンジンを入手している。彼らが進歩をもたらし続けてくれることは良いことだし、励みになっている」「だが、まだ使わない方がいいというのが我々の計画だった。シンプルにシーズン終了までの受けるペナルティの数を抑えたかったからだ」