マクラーレンは、F1バルセロナテスト初日に新車MCL34で119周を走行して2番手タイムをマーク。走行を担当したカルロス・サインツは、チームは“満足”し、“誇りに思う”べきだと語った。今年からマクラーレンに加入したカルロス・サインツは午前中に56周を走行して6番手タイムをマーク。しかし、午後のセッションが始まって間もなく、MCL34はピットレーン出口で苦労を失い、ガレージに引き戻された。
だが、その後は順調に周回を重ねて終了間際に再び赤旗の原因となったものの、トータルで119周を走行。トップタイムを記録したセバスチャン・ベッテルよりも1段階柔らかいC3タイヤではあったものの、0.397秒差で2番手タイムとなる1分18秒558を記録。ハースのロマングロージャンを上回った。「チームに全員が誇りに思うべきだし、満足するべきだ」とカルロス・サインツはコメント。「冬の間のハードワーク、新車発表会のために早めにクルマを完成させ、9時にコースに出るというプランが成果を挙げた」「午後は少しロングランも完了できたし、6時の赤旗で一日を終えた。間違いなく良いスタートが切れたと思うし、現場にいるみんなが満足している。でも、僕たちはこのクルマを完成させた主役たちであるワーキングの全員のことを忘れてはならない」マクラーレンは、昨年のルノーとの初年度を含め、近年はプレシーズンテストで信頼性問題に苦しめられていた。また、レース優勝は、メルセデス、フェラーリ、レッドブル以外で最後に収めたチームではあるが、その勝利は6年以上前に遡る。カルロス・サインツは、マクラーレンで経験した“クオリティ”と“プロフェッショナリズム”に励まされていると語る。「マクラーレンに到着したその日からチームにあるクオリティを感じた」とカルロス・サインツはコメント。「それが問題になったことは一度もないし、チームに到着する前でさえ、僕はこのチームに大きな信頼を寄せていた。まだ僕たちは望んでいる場所には遠いけど、6年で速いクルマを作る方法を忘れてしまうことなんてない」「クルマを見たとき、ステアリング、シートの仕上げ方など、細部へのごだわりが気に入った。プロジェッショナルな人たち、きれい好きな人たち、クリーンな雰囲気を見ることができると思うし、僕は間違いなくそれが気に入っている」関連:F1バルセロナテスト 1日目 結果 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム