カルロス・サインツは、レッドブルからルノーへのローン移籍は“変わった状況”だと感じており、このような契約形態はF1ドライバーよりもサッカー選手の方が一般的だと語る。レッドブルの契約ドライバーであるカルロス・サインツは、昨シーズンの最終4戦でトロロッソからルノーに移籍。今年も1年間のローンという形でルノーでF1を戦う。
サッカー界では、獲得した若手選手にチームでの出場機会がない場合、より出場機会を得られるチームにローン移籍させて成長したところで呼び戻すという形態は一般的だ。F1でも大手メーカーが小規模チームに若手ドライバーを乗せるのは珍しいことではないが、カルロス・サインツはすでにF1で4年目のドライバー。契約にはホンダとルノーのF1エンジンを巡るマクラーレンとトロロッソの交渉が絡んだ。「ローン移籍したドライバーをそんなに聞いたことがなかった。それはフットボール用語でより多く使われていることだ」とカルロス・サインツは Autosport にコメント。「ちょっと変わった状況だし、現時点で僕は特別なケースだ。そういうわけで、理解できなかった」「とにかくトロロッソでやっていたことをやる必要がある。コースに出るたびに良いレースをして、彼らのために頑張る。トロロッソでやっていたことと同じだ」「トロロッソにいた時に今年ルノーにいると誰かに言われたか? いいや。とても特別な状況だ」契約の状況として、レッドブルは2019年にレッドブル・レーシングのドライバーとしてカルロス・サインツを起用することを決定した場合、ルノーから呼び戻すことができる。かつてトロロッソでチームメイトだったマックス・フェルスタッペンは、すでに来シーズンもレッドブル・レーシングで走ることが決定しているが、ダニエル・リカルドの将来はまだ不透明な状況となっている。だが、ダニエル・リカルドがレッドブルとの契約を更新した場合、カルロス・サインツにはルノーで戦うことができる。「自分自身を印象づけようと頑張っている」とカルロス・サインツは語る。「それで言うと、チームとのフルシーズンを本当に楽しみにしている。オープンなままにしておくつもりだし、自分がやってきたやり方でパフォーマンスを発揮し続けていくつもりだ」「状況は彼らが整理していくことだし、通常、良いパフォーマンスをしていれば、物事はうまくいくものだ」
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