カルロス・サインツは、コンストラクターズ選手権4位がルノーの2018年のF1世界選手権での現実的な目標だと考えているが、バルセロナ合同テストでのパフォーマンスを見れば、ハースとトロロッソがライバルになると考えている。2016年にワークスチームとしてF1に復帰したルノーは、3カ年計画でワールドチャンピオンを狙えるチームを構築していくことを掲げており、今年はその最終年。昨年シーズンをコンストラクターズ選手権6位で終えた後、設備と人員に大きな投資を行っている。
最終日こそ、ギアボックストラブルに見舞われて走行時間を失ったルノーだが、カルロス・サインツが総合5番手タイムを記録するなど、有望なパフォーマンスをみせている。カルロス・サインツは、今季のルノーはトップ3チームの後ろの“ベスト・オブ・ザ・レスト”を争えるポジションにいると自信を感じていると語る。「メルセデスは非常に速そうだ。それは秘密ではない」とカルロス・サインツはコメント。「メルセデス、レッドブル、フェラーリが先行して、オーストラリアで勝利を争うだろうことはわかっている。そこは僕たちの懸念ではない」「僕たちの関心事は彼らに近づけるか、そして、シーズンを通して少しずつギャップを縮めることだ」「もちろん、4位は可能だと思っているけど、厳しい戦になるだろう。いつものようにミッドフィールドは非常に競争力が高い。僕たちはすでにハースやトロロッソがとても良いラップタイムを出しているのを目にしているし、特に厳しい状況になるだろう。でも、僕たちはトライしていく」ルノーは、バルセロナ合同テストの最後の2日間で新しいフロントウイングを含めたアップグレードを持ち込んでおり、カルロス・サインツもそこに改善を感じているが、将来の開発に有益なデータを収集することに焦点を置いていたと語る。「テストでは常に新しいことを学んでいるし、今日はいくつか新しいパーツも投入された。しっかりと分析していかなければならない。毎日少しずつ学んでいるし、毎日強くなり続けている。また走行プランを振るに完了できたのは僕たちにとって良いニュースだ」「まだ分析を続けていく必要がある。様々なことを感じたし、いくつか違いも感じられたけど、どれくらい進歩できるか見ていく必要がある。現時点で言うのは難しい。空力部門がそこに取り組んでいるし、分析を行っている。彼らは数値を出してくるだろうけど、その数字は僕たちのなかに留めておくと思う」
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