ジョージ・ラッセルがF1カナダGPの予選で今季初、そして2年連続となるポールポジションを獲得した。Q3終盤の最終アタックで0.160秒差でマックス・フェルスタッペンを退けたラッセルは、「人生で一番エキサイティングなラップだった」と語り、その走りには本人も「鳥肌が立った」と明かすほどの自信が宿っていた。
2番手にはレッドブルのフェルスタッペン、3番手にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが続いた。2人ともミディアムタイヤでのアタックを選んだラッセルに対しソフトで挑むも、わずかに及ばなかった。予選後には3人によるパルクフェルメインインタビューと記者会見が行われ、それぞれが決勝への意気込みと、週末のセッションを振り返った。パルクフェルメインインタビュー(インタビュアー:ジャック・ヴィルヌーヴ)Q:オスカー、3番手でしたね。ポールではなかったけど、今日はすごく大変そうでした。マシンのドライブは難しかったですか?さっきちょっと壁に当たってましたけど、それでもチャンピオンシップ争いには残ってますよね。明日のレースに向けて、良いポジションだと思いますか?オスカー・ピアストリ: 正直、プラクティスの内容を考えると今の自分にはかなり満足している。いい巻き返しができたと思う。Q3ではミディアムにするかソフトにするかという判断があったけど、僕たちはたくさんの問題を抱えていたから、一貫性を持たせるためにソフトを選んだ。けっこう満足しているよ。今年はちょっと違う形だけど、ここではそれが合っていたと思う。Q:チームメイトがずっと後ろにいることを考えると、チャンピオンシップ的にはいいポジションですよね。明日、頑張ってください。ピアストリ: ありがとう。Q:マックス、あとちょっとでしたね。本当に接戦でした。でもこのサーキットって、鈴鹿みたいに予選で走るのが難しい場所ですよね。ウイングを削って速く走って、トップスピードもあって、でもコーナーでも速さが必要で。どうやってそのバランスを取ってるんですか?マックス・フェルスタッペン: 週末を通してかなりいい感触だった。クルマもずっといいウインドウに入っていたと思う。このサーキットはけっこうクールだよ。縁石を使って走る感覚がビッグゴーカートみたいだし、長いストレートと強いブレーキングポイントがあって、直線での効率が重要になる。そこは僕たちの強みでもある。だから、予選には満足しているし、今日もクルマはよく機能してくれた。あとはタイヤ選択が難しかったけど、正しい判断ができたと思う。Q:ターン1と2のレイアウトを見た時に、2番手って実は右側スタートになるじゃないですか。それって有利だったりしません?フェルスタッペン: ポールを選べるなら、いつだってポールの方がいい。スタート位置がちょっとでも前になるからね。でもまあ、2番手でも大丈夫。明日どうなるか見てみよう。今日の結果にはすごく満足しているし、明日はいいレースができればと思っている。Q:それじゃあ明日は楽しんでくださいね。頑張って。フェルスタッペン: ありがとう。Q:ジョージ、2年連続のポールですね。トップスピードが足りないって言われてる中で、また最後のラップで決めてきました。今年は勝利争いまでは届かないけど、ずっとポイントを取り続けてチャンピオンシップに残ってますよね。今日のポールって、流れ的にも完璧なタイミングでした?ジョージ・ラッセル: 今日は本当に最高だった。この素晴らしい観客の前でポールを獲れて、すごくうれしい。正直言って、最後のラップは人生で一番エキサイティングなラップだったと思う。ステアリングにデルタが表示されていて、各コーナーで0.1秒ずつ速くなっていくのが見えて、最終コーナーに入る時点で0.6秒アップしてた。「このラップはすごい」って思いながら走ってた。ゴールラインを越えてP1だと分かった時は本当に驚いたし、めちゃくちゃうれしかった。Q:隣にはタフなファイターがいますね。あなたもチャンピオンシップ争いの中にいるわけですけど、明日はどう戦うんですか?ラッセル: 僕らは友達だから、全然問題ないよ。Q:でも、ヘルメットを被ったら違いますよね!ターン1のスタート、彼の方がトップスピードは上です。勝ちを狙って攻めていくのか、それともポイントを確実に取りに行くんですか?ラッセル: ペナルティポイントは僕の味方だからね。さて、どうなるか見てみようか。記者会見(F1カナダGP予選後)Q:ジョージ、2年連続のポールですね。あの最後のラップは本当にすごかったです。どれくらい気持ちよかったですか?ラッセル: 正直言って、人生で一番エキサイティングなラップだったと思う。このサーキットはすごくアグレッシブに攻めないといけないし、バンピーで簡単にミスできる。最後のラップでほぼ0.7秒見つけたんだ。コーナーごとに0.1秒ずつ速くなっていって、本当にクルマがレールの上を走ってるみたいな感覚だった。完全にリズムに乗れてたし、あのラップの後にポールが決まった瞬間は本当にすごかった。鳥肌が立った。ポールやいい結果で鳥肌が立ったのは初めてかもしれない。それくらい意味のあるラップだった。Q:ミディアムタイヤの違いはどうでしたか?ラッセル: 今日に限って言えば、間違いなくミディアムの方が速かったと思う。こういうことは時々あるけど、今日の予選は本当にトリッキーで、順位もセッションごとにガラッと変わってた。Q1では僕は下位だったけど、Q2ではいいラップが出て、Q3の最初のランではまた少し遅れてた。けどその時も「悪くないな」と思ってたんだ。でもミディアムに変えてからは一段と自信が持てた。ただ、オスカーがソフトで出したタイムと比べても3〜4テンポ差があったから、別にミディアムがソフトより0.3秒速いとは思ってない。どっちにしろ、あのラップは自分の中で特別だった。Q:Q3では、まだ路面が上がってきていた感じがしましたか?ラッセル: そうだね。ラップごとに路面は確実に良くなっていた。特にここはストリートサーキットだから風があるとダストが乗るし、セッションの合間にコンディションが変わる。だからQ3の最後の最後が勝負どころになるんだ。週末ずっと調子が良かっただけに、もし予選でそれが出せなかったら「失敗だった」と感じてしまう。だからあの結果は本当に嬉しかった。Q:じゃあレースを見据えて、何が一番の課題になりそうですか?ラッセル: 今のところは正直まだ分からない。...
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