キャデラックF1は、2026年F1参戦に向けた準備の一環として、チームの新たなホームとなるモーターホームとトランスポーターの画像が初公開された。2026年1月の本格始動を前に、アメリカ発の新チームがパドックに拠点を構える姿が明らかになった。このモーターホームは、キャデラックF1がF1という舞台で存在感を示すための象徴的な施設でもある。デザインはシンプルかつ重厚で、新規参戦チームでありながら、長期的な参戦を見据えた本格的な体制構築が進んでいることを示している。
また、新たにF1へ参戦するキャデラックF1は、シーズン最初のテストで使用する特別なモノクロリバリーを公開している。このリバリーは、バルセロナで実施される非公開テスト専用のもので、マシンの「デザイン上の秘密」を伏せたまま走行に臨む狙いがある。2026年F1シーズンに11番目のチームとして加わるキャデラックF1は、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスの起用を決めており、テスト開始13日前となる火曜日に、この暫定リバリーの画像を公開した。パワーユニットにはフェラーリ製エンジンを採用。信頼性と実績を重視した選択であり、ゼロからの挑戦となるキャデラックF1にとって、技術面での大きな支えとなる。チームを率いるのはグレアム・ロードン。F1と耐久レースの双方で豊富な経験を持つロードンの指揮のもと、キャデラックF1は現実的かつ段階的な成長戦略を描いている。今回のリバリーは、ゼネラルモーターズとキャデラックの協業によって開発されたもので、ブラックとシルバーを基調としたステルス感のあるデザインが特徴だ。チームは、この仕様が「正式なレース用リバリーとは異なるもの」であると説明している。正式なレース用リバリーは、2月8日に放映されるスーパーボウルのCM内で初公開される予定となっている。キャデラックF1は、新車の詳細について現時点では極力明かさない姿勢を貫いている。「新しいテスト用リバリーは、デトロイトのデザインの伝統と、グローバルなキャデラックF1チームの力強さを称えるものだ。同時に、我々のデザイン上の秘密を覆い隠す役割も果たしている」と、ゼネラルモーターズ社長のマーク・ロイスは語った。「バルセロナでのテストは、ほんの始まりに過ぎない。来月、世界中のファンに公式レースリバリーを披露できるのを楽しみにしている」モーターホームとトランスポーターの公開は、キャデラックF1が単なる“話題性のある新規参戦”ではなく、F1に腰を据えて挑む存在であることを示す第一歩だ。2026年のF1新時代において、このアメリカンチームがどこまで競争力を発揮できるのか。その行方は、今後のテストとシーズン序盤で徐々に明らかになっていく。バルセロナでの4日間のテスト終了後、F1はバーレーンで3日間ずつ2回のテストを実施し、その後、3月8日にオーストラリアGPで2026年シーズンが開幕する。