ジェンソン・バトンは、ワールドチャンピオンシップを大きくリードしているおかげで、今週末のシルバーストンで勝たなければならないというプレーシャーは感じていないと語る。今回のイギリスGPは、ジェンソン・バトンのキャリアで最も優勝する可能性があり、メディアやファンもそう予想している。しかし、バトンは今週末を通して冷静でいられるだろうと考えている。
バトンは、チャンピオンシップで2位のルーベンス・バリチェロに26ポイント差をつけており、今週末に誰かが彼を追い抜くことは不可能だ。「ここでうまくやりたいの間違いなくよ。ホームグランプリだし、シルバーストンでのレースはここ数年で最後にあんる。どれくらい長いかはわからないけど、あまり長くならなければいいね」「たくさんの観客が来てくれるのを期待している。素晴らしい雰囲気になるだろうね」「でも僕にとって最高なのは、今週末どんなことが起こっても、僕は最悪チャンピオンシップを16ポイントしたまま、ここを去るということだ。最高の仕事を成し遂げたいけど、週末を楽しむべきだと思う。それが最も重要なことだ」ワールドチャンピオンが見えてきたが、バトンはまだレースに対するアプローチは変わらないと語る。「まだ全てのレースでできる限り最高の仕事をしたいし、全てのレースでできる限り多くのポイントを獲りたい。全てのレースで勝ちたいとさえ思う」「僕はそれをするためにここにいるわけだし、それができるパッケージがある。でも、まだあまり長期的なことは考えていない。今回のレースのことを考えているし、チャンピオンシップをリードしてここを離れることを考えている。だからリラックスしたままでいられるし、週末を楽しみさせている」「他人が加えるプレッシャーはない。僕が自分に向けるプレッシャーだけだ。他人やチームの外部の人間が何を言おうが変わらない。このサーキットでの僕のパフォーマンスに違いはないよ」「ワールドチャンピオンのことはあまり考えるつもりはない。週末を楽しみにしているし、素晴らしいショーを行いたい」「しばらくの間、ここでは最後のレースになる。良いショーができたら最高だろうね。多くのファン、そして彼らのほとんどがイギリス人なのを見るのは素晴らしいだろうね」「素晴らしい雰囲気になることを期待しているし、それは今年のレースで僕たちが失うことかもしれない。今回のレースに関わるみんなにとって、シルバーストンをうまく送り出せればと思っている」ブラウンGPは、2010年のグリッドから落とされる可能性のあるチームの1つだが、バトンは将来を心配することで時間を無駄にするつもりはない。「僕がここで何か言ったり、何かしたとしても、僕の将来に起こることにあまり違いはない。チーム代表、チームオーナーは、FOTAとしてFIAと共に解決策を見つけるために懸命に取り組んでいる。彼らがしている仕事には満足している」「彼らは解決策を見つけようとノンストップで懸命に取り組んでいるし、彼らなら達成できると思う。彼らがした全ての仕事に関して、ここで話すのはフェアではないと思う。全ての詳細は知らないしね」「来年どんなレースになるかはわからない。今年F1でレースをしているチームの全てがいるかはわからない。来年僕たちがレースをしているかもわからない。状況について考えてはいないよ」