インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPでマクラーレン・ホンダで1戦限りのF1復帰を果たすジェンソン・バトンは、それを“夢のシナリオ”だと語り、シミュレーターで走行したことで“腕は衰えていない”と確認できたと語る。昨年F1引退を表明し、今年はマクラーレン・ホンダのアンバサダー兼リザーブドライバーとしてF1レースから身を引いていたジェンソン・バトン。今年はまだグランプリに顔を出しておらず、2017年F1マシンを走らせるのもモナコGPのフリー走行が初めてとなる。
「モナコで走るチャンスが巡って、それを受けようと思った」とジェンソン・バトンは Sky Sports に語った。「F1の全シーズンを戦いたいとは思っていない。僕の中でF1の時間はもう終わった。大部分はとても楽しいキャリアだったけど、僕には休みが必要だった」 「でも、モナコGPで復帰できるのはレーシングドライバーにとっては夢のようなものだ。1回限りのレース復帰をカレンダー上で最もグラマラスなモナコで果たせると思ったら、あの興奮が戻ってきた」「シミュレーターに乗ってで5周したら『OK、腕は衰えていない』とわかったよ。今でもコーナーでクルマを曲げられるし、ギアチェンジやブレーキペダルの踏み方、スロットル調整の仕方を覚えている。そうそう忘れるものではない」