ジェンソン・バトンは、2度目のタイトルを獲れないままでF1を引退することになっても満足だと語った。2017年はF1に出走しないジェンソン・バトンだが、条件が整えば2018年に再びF1グリッドに復帰する可能性を残している。ジェンソン・バトンは、2017年にアンバサダー兼リザーブドライバーとして残ることになっているが、日本のSUPRT GT、もしくはラリークロスでレースをする可能性をほのめかしている。
ジェンソン・バトンはシンガポールで「F1のスケジュールにしばられずに1年を過ごしたい。友人や家族とももっと多くの時間を一緒に過ごしたいしね。そして、自分の好きなこともやりたいと思っている。トライアスロンなどをね」と Straits Times にコメント。「問題はこれまでずっとF1中心の生活を送ってきたことだ。グランプリの後は回復や準備に充てることがすべてだった。だから、来年は自分の人生に何か他のことが必要になる」ジェンソン・バトンはさらに、1年間F1を休むことになるが、その状態はミカ・ハッキネンよりもアラン・プロストのケースに近いものだと語った。ミカ・ハッキネンは、2001年シーズン終了後に1年間F1を休むと発表したが、結局復帰することはなかった。一方、アラン・プロストは1991年シーズン後にフェラーリを離脱して1年間F1から離れたものの、1993年にはウィリアムズで復帰を果たしてその年に通算4度目のF1タイトルを獲得している。しかし、じぇんそん・バトンは仮に2度目のF1タイトルを獲ることができなくても自分のキャリアには満足していると述べた。「子供の頃の夢はF1でタイトルを獲ることだったし、その目標には手が届いた。もちろん、もっと勝ちたいとは思っている。でも、不満を抱えたまま引退することにはならないだろう」