ジェンソン・バトンは、2017年にF1レースから身を引くという決断に関して、今は1年間スポーツを離れる時間が必要だと説明した。2017年、マクラーレン・ホンダのF1シートには、ジェンソン・バトンに代わってストフェル・バンドーンが座ることになったが、マクラーレン・グループのCEOを務めるロン・デニスは、ジェンソン・バトンがF1を引退するわけではないと主張している。
ジェンソン・バトンは、引き続きマクラーレンと2年契約を結んでおり、2017年はリザーブドライバーの役割も担う。さらに、2018年にはF1レース復帰というオプションまで用意されている。 F1グリッドで最も経験豊富なドライバーであるジェンソン・バトンは、2000年にF1デビューしている。今回の発表について、ジェンソン・バトンは「僕は19歳の時からF1が全ての生活をしてきた。今は36歳だ。週末にはグランプリに行き、それ以外の時間は全てリカバリーかグランプリの準備に捧げている」とコメント。「スパでロンと話を始めたいと思い、それを実行した。それからずっと将来についてノンストップで話し合ってきた」「僕はマクラーレン・ホンダと2年契約を結んでいるけど、それはみんなが考えているものとは少し違う形だと思う。来年、僕はこのチームのアンバサダーを務める。彼らがより良いチームになるまで一緒に力を合わせていろいろなことをするつもりだ」 「シミュレーションもするし、常に最新の状態を保っておく。今まで見たことがないほどのトレーニングもするし、レースもたくさんして、全部正しい方向に動いていくように僕の全てをインプットする」「この17年間やってこなかったこともたくさんやる。自分のスケジュールで生活をしていく。好きな時に起き、1年の多くを自分のやりたいことのために費やす。友達と過ごす時間を増やしたり、何よりもこの17年なかなか会えなかった家族とも一緒に過ごしたい。それがとても楽しみなんだ」 「知っているだろうけど、僕はトライアストンの熱狂的なファンで愛好者だし、F1のスケジュールのために今までできなかったことがたくさんある。わかると思うけど、F1にいるとただのレーシングドライバーではいられない。それが人生の全てになってしまう。だから、2017年はどうしても休暇が必要だった」2018年のF1レース復帰のオプションには双方の同意が必要だが、これ以上望みようがない最高の条件だとジェンソン・バトンは語る。「これだけ長くスポーツにいて、ワールドチャンピオンを獲得し、たくさんのグランプリに勝ち、表彰台に上がってきたドライバーにとって、休養と同時に、将来的なレース復帰の可能性も与えてもらえるなんて夢のようなだ。とても嬉しいし、公平に言って、これ以上幸せな状況は考えられないくらいだ」 耐久レース好きで知られるジェンソン・バトンには、F1キャリアを終えた後にWECに転向するという噂もあった。2017年の契約には、他のレースへの参戦は認められているのかと質問されたジェンソン・バトンは否定も肯定もしていない。 「僕が来年レースをする可能性はあるけど、今は今年をきちんと終わらせることしか頭にない」とジェンソン・バトンはコメント。「僕には試したいこと、やりたいことがたくさんある。でも、それをここでリストアップするのは不可能だ。とても楽しみにしているし、実際にどんな展開になるかはまだわからないんだど、とにかく楽しみで仕方がない。大人になってから一度もできなかったような自分の人生を進む機会だ」 「僕の家族も成長を続けているし、年に1回顔を合わせるだけではなく、一緒に時間を過ごして成長を見られるのは嬉しいことだ。それは僕にとってとても重要なことだ。それだけではなく、僕は体を鍛えるのが大好きだし、トライアスロンもサイクリングも大好きだ。もちろん、レースは一生好きだし、これだけ長い間僕の人生だったものなので、F1はずっと僕の心の近くにあり続けるだろう」「来年もレースをする可能性はある」関連:マクラーレン・ホンダ、2017年のストフェル・バンドーンの起用を発表
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