ジェンソン・バトンは、F1ハンガリーGPでキミ・ライコネンとのバトル中にマックス・フェルスタッペンが見せたブレーキングゾーンでの動きは、ドライバーとして“最も危険な行為”だと述べた。マックス・フェルスタッペンがハンガロリンクでペナルティを科せられることはなかったが、ジェンソン・バトンは、マックス・フェルスタッペンはブレーキング中に防御の行動を起こしたのは危険すぎると述べた。
「ドライバーなら誰でもブレーキングゾーンで動くことがこの世で最も危険なことだと知っている。相手は時速300kmを出していて、まだブレーキを踏んでいないんだからね」「ブレーキング時にラインを変えることは絶対にやってはいけないことだ。彼は明らかにそれをやっていた。だから、キミのフラストレーションは理解できる」「ターン1に向けて320km/hで走っていて、ブレーキングゾーンで動くのは最悪のことだ。クルマが飛んでしまうからね」ジェンソン・バトンは、そのようなドライビングを規制するのは“常識”だと述べた。解決策は何かと質問されたジェンソン・バトンは「簡単なことだ。とにかくブレーキングゾーンでは動いてはいけないし、それをやったら罰せられる」とコメント。「クルマがブレーキングゾーンで動いたら、危険なだとみなされるのは明白なことだ」「罰することが重要なのではない。僕たちがそれをしないことが重要なんだ。罰はFIA次第だ」ジェンソン・バトンは、マックス・フェルスタッペンのドライビングについてドライバーブリーフィングで議論するべきだというセルジオ・ペレスの意見に合意している。だが、ジェンソン・バトンは、全体的にマックス・フェルスタッペンの才能は評価していると語る。「マックスは信じられないほどの才能を持っている。あれほどの若さで素晴らしい仕事をしている」「でも、ドライバーとして学ぶべきことは確実にある。もう少し明確にしておく必要があるかもしれない。キミが言ったように危険だ」ジェンソン・バトンのチームメイト、フェルナンド・アロンソもマックス・フェルスタッペンに非があると述べた。 「あれは確かにルール違反だ」とフェルナンド・アロンソは述べた。「ラインを変えるのは一度だけ許されていて、そこからはそれを守らなければいけない。クリーンな側でブレーキングするか、汚れた側でブレーキングするか、イン側かアウト側かは、ポジションを守るためにベストだと思うものを自分で選べる」「でも、動けるのは1回限りだ。2回、3回と動くことは許されない。それで十分だ。これは意見ではない。ただのルールだ。エリア外で手を使ってボールに触れば、ペナルティとレッドカードが出される。そういうことだ」関連:【動画】 キミ・ライコネン、フェルスタッペンが“お咎めなし”だったことに驚き
全文を読む