ジェンソン・バトンは、現在のマクラーレン・ホンダの問題への対処に関して、過去にF1で耐えてきた経験が生きていると考えている。ホンダがパワーユニットサプライヤーとしてF1復帰し、新生マクラーレン・ホンダとして挑んだ2015年は悪夢のような一年だった。パワーユニットの馬力不足と信頼性問題が組み合わせられ、マクラーレンはチーム史上最悪の結果となるコンストラクターズ選手権9位でシーズンを終えた。
しかし、ジェンソン・バトンは、2ポイントしか獲得できなかった2001年のベネトン時代、そして、6ポイント、3ポイントしか獲得できなかった2007年〜2008年のホンダ時代を経験している。「みんな、キャリアの様々な時点でF1にやってくる。競争力のあるチームや競争力のないチームとね。僕に関しては競争的ではなかった」「初めてレースに勝ったときは、より多くの意味がある。そこにたどり着くために懸命に頑張り、痛みや苦悩を経験しているからね」「勝つのは非常に特別なことだ。2006年のF1ハンガリーGPでホンダと初優勝したときは、あれほど多くの大人が泣くのを見たことがないくらいだった」「苦悩に耐え抜くのはタフだ。誰もそんなことは好きではない。でも、ドライバーとしてだけでなく、人間としても、そこから学ぶことが必要なときもある」「それが僕のキャリアで大きな違いになった。それは僕をとても強い人間にしてくれた」ジェンソン・バトンは、過去にホンダと戦った2003〜2008年も、ホンダにとっては難しい一年だったと認める。しかし、ジェンソン・バトンは、ホンダも苦しい一年からより強くなっていると感じている。「僕たち全員がF1は簡単なスポーツではないことを理解している」とジェンソン・バトンは付け加えた。「とても競争的だ。常にレーダーになかにいる。スポーツから逃れることはできない」「問題がある場合、全員がそれを知っているけど、それについて話したくないものだし、忘れたいものだ。本当にタフだ」「日本文化のような文化にとって、それは非常に難しいことだ。大きな不名誉であるときもある」「とても難しいシーズンだったけど、彼らはとてもポジティブだし、全力を挙げて仕事をしている。来年、彼らは大きな変更していく。チームとしてだけでなく、クルマのメカニカル面や空力面もね」「僕たちはあらゆる部分で改善する必要があるし、それがまさに僕たちがやっていくことだ」
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