ジェンソン・バトンは、ロン・デニスとのマクラーレンでのF1キャリアに“やり残した仕事”があると感じている。将来についての何週間にも及ぶ推測の後、ジェンソン・バトンが2016年もマクラーレンに残留することが発表された。決定前、ジェンソン・バトンは将来について“2つの気持ち”があったと述べ、マクラーレンとの“ミスコミニュケーション”があったと付け加えていた。
一方、ロン・デニスは、ジェンソン・バトンに契約を終了するオプションを行使するつもりはないともう少し早くに伝えるべきだったと語っている。「まだF1で成し遂げたいことはたくさんある」とジェンソン・バトンはコメント。「ロンが僕に言ったように『我々にはやり残した仕事がある』。そして、僕たちはF1でそれをやっている」「今年はチーム全体にとって本当にタフな一年だったし、全員がいかに協力して仕事をしているか、このような厳しい状況でどれくらい団結しているかを目にしていることも、決定の手助けとなった」「このチームが今後目標を達成するためにあらゆる手を尽くしていると認識した。それについてとても興奮している」「引退の心配はない。人生には達成したい多くのことがあるけど、F1を離れるタイミングではない」ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップを再開した初シーズン、エンジンパフォマンスと信頼性に苦戦を強いられており、マクラーレン・ホンダはマノーより上なだけの9位に沈んでいる。ホンダは、ERSが重要なエリアであることを認識しており、問題を解決するためのリソースはあるが、開発制限があるため、それをするには冬まで待たなければならなず、すぐに進歩するのは難しい。ジェンソン・バトンは「数値にはできないし、僕たちがどれくらいのゲインを作り出せるかはわからないけど、それが大きいことはわかっている」とコメント。「例えばデプロイメントなど、大きな違いを生み出せることはある」「他のエンジンメーカーのようなデプロイがないので、僕たちは多くのラップタイムを失っている」「でも、クルマ自体にも引き出せる部分はかなりたくさんあるし、アイデアもあるので、来年は良さそうだ」「僕たちがどこに進むかは誰にもわからないけど、今の位置よりはずっと上にいけるだろう」「この冬はどんなことでも可能だし、もっと多くのデプロイメントを得る方法を見つけるために彼らが全力を尽くしてくれるのはわかっている」関連:F1:ホンダの弱点、デブロイメントとは?