ジェンソン・バトンは、シルバーストンでのホームグランプリを前に、マクラーレン・ホンダがまだポイント獲得の立場にないことを明かした。 F1カナダGPとF1オーストリアGPの過去2戦で厳しいレースを強いられたマクラーレン・ホンダは、地元イギリスに戻っても苦境を脱することができておらず、初日の両セッションを通してチームあたりの周回数は最小だった。
ジェンソン・バトンは、ある程度の遅れは覚悟していたものの、ここまでは予想していなかったと語る。「かなり限られた走行だったね! でも、全部が計画通りだったわけではない。予想よりも交換に手間取ったものがいくつかあった」とジェンソン・バトンはコメント。「終盤にかけてセットアップを煮詰められたけど、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんある。ここでの僕たちは速くないし、現時点では高速コーナーも直線も僕たちの強みではない。明日はかなり大きくセットアップを変えるので、もっと良くなると思っている」 ジェンソン・バトンはすでにホームレースで入賞する可能性を見限っているが、シルバーストンはこれまでにバトンが表彰台に上ったことのない数少ないサーキットのひとつだ。「Q2に進んだからといって興奮などしない。レースを完走してもそこまで嬉しくないだろう。当然、僕らはそれ以上を望んでいる」とジェンソン・バトンはコメント。「今回もパッケージを理解することが全てだし、クルマに乗れば、必ずピーター・プロド(チーフエンジニア)と風の中でのマシン状態だったり、ステアリングの別角度など、いろんなことを話している。今はまだ大規模なテスト段階にあるので、一晩でどうにかならない限り、まあそうなったらびっくりだけど、今週末もポイントを目指せるとは思っていない」 「学習して改善する、そして、クルマの感触について多くのフィードバックを与える、それが全てだ。僕たちの空力専門家であるピーター・プロドが来ているので、ラップについては彼と話すし、風向きが変わった時のマシン状態やステアリングの角度、そういうことを伝えている」「ここにはそれをするために来たし、これはテストだ。改善していくしかない。勝利を争っているわけではないので、それがやるべきことだと思っている」
全文を読む