ジェンソン・バトンは、F1カナダGPでマクラーレン・ホンダのF1カーの弱点が強調されるかもしれないと考えている。MP4-30に適した低速でツィスティなモナコでジェンソン・バトンが8位でフィニッシュしてシーズン初ポイントをチームにもたらしたことは、マクラーレン・テクノロジー・センターに大きな安心を与えた。
しかし、今後は、ジル・ヴィルヌーブ・サーキット、レッドブル・リンク、シルバーストンとパワートラックが続く。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、今後マクラーレン・ホンダが進展を維持するにはより多くの馬力が必要だとすでに述べている。ジェンソン・バトンは、トラブルが多発したプレシーズンテストからのマクラーレンとホンダのステップには満足しているが、モントリオールのトラック特性がチームのアキレス腱を襲うかもしれないと懸念している。F1モナコGPの予選でイエローフラッグがなければQ3進出も見えていたジェンソン・バトンは「開幕戦の予選で僕たちは最後尾だったけど、今はずっと高い位置にいる」とコメント。「毎戦、僕たちは予選でいくつか準備を上げてきたし、どんどん近づている。全てのレースで前進してきた」「でも、次のレースはパフォーマンス的に前進はできないかもしれない。ロングストレートが多いからね。僕たちにあまり適していないサーキットだ」「でも、決してどうなるかはわからないし、あそこでも数ポイント獲得できるかもしれない」「二人ともカナダを楽しみにしているけど、あそこでポイントを獲るのは簡単ではないし、多くのアップデートが投入されるのはそのあとのオーストリアだ」「シーズン終了までもっと一貫して良いパフォーマンスを見れることを期待している」ジェンソン・バトンは、過去数カ月間、チームの継続した改善が、自分自身とチームメイトのスピリットを高く保ってきたと述べた。「上位で優勝を争えいのであれば、どこにいても変わりはないかもしれない」「改善が見えている状況だ。ただじっとしているわけではない」「じっとしたままで、後方近くにいるには本当にタフなことだけど、新しいプロジェクトにいいて、毎レースで改善している状況は、ポジティブなままでいられる。たとえ、フェルナンドと僕のように長年上位にいたとしてもね」「僕が改善について話をしているときは、ただラップタイムだけでなく、仕事の進め方、マクラーレンとホンダの間の理解など、多くの異なるエリアでの進歩のことを言っている」「全ては時間、多くの努力、エネルギー、メンタルの強さをかけて戦う価値があることだ」