ジェンソン・バトンは、F1スペインGPで直面した問題から、マクラーレン・ホンダが今シーズン中にポイントを獲得するのは難しいかもしれないと述べた。ジェンソン・バトンは上位勢から1周遅れの16位でフィニッシュ。後ろにいたのはマノー・マルシャ勢だけだった。レースを通してリアのグリップに苦しみ続けたジェンソン・バトンは、最初の30周は人生で最も怖かったと表現した。
「タフだった」とジェンソン・バトンはコメント。「ちょっと退屈になる場面もあったけど、最初の30分は退屈とはほど遠い。人生で最も怖い30周だった。何が起きたのかわからない。クルマはアンダーステアだったけど、リアがまったく機能しなかった。スロットルに触れるたびに、どんなスピードでも、まったくリアが利かなかった。高速でも低速でも同じ。普通ではなかった」「何なのか僕にはわからない。徹底的にデータを調べる必要がある。レース中のスイッチ変更や新しいタイヤによって、スティント終盤は少し良くなったけど、それでも本当に怖かった。明らかにセットアップの問題だ。フェルナンド(アロンソ)はそれほど酷くなかったと思うけどね」マクラーレン・ホンダはここまでパフォーマンスに苦しみ続けているが、さすがのジェンソン・バトンもF1スペインGP後は気落ちした様子だった。「今日を見れば、今年のポイント獲得は無理そうだ。今日はたまたまついてなくて、調子が悪かったんだと思いたい」「フェルナンドはフォース・インディアの2台とザウバー2台の前にいて12番手だったけど、彼のレース展開は僕にはわからないし、何ともいえない。僕にとってポイント圏内ははるかかなただった。1周差かな。でも、それには特定の理由があるはずだ」