ジェンソン・バトンは、ルイス・ハミルトンが“心理戦”を仕掛けようとしてくるだろう述べた。今季、圧倒的な強さをみせるメルセデス駆るルイス・ハミルトンは、第2戦F1マレーシアGP以降、バーレーン、中国、スペインの4戦でチームメイトのニコ・ロズベルグを破ってきた。
Bild は、ニコ・ロズベルグがこれから逆転するには“人が良過ぎる”のではないかとの見方をしている。同紙は「2人とも同じように速く、優れている。だが、ニコ・ロズベルグはタイトルには人が良過ぎるのでは?」と伝えた。実際、2012年までルイス・ハミルトンのチームメイトだったマクラーレンのジェンソン・バトンは、ハミルトンが優勢になろうとして“心理戦”を仕掛けてきたと思い起こす。メルセデスが圧勝している2014年も「これからきっと、もしくはもうすでに心理戦が繰り広げられると確信している」とジェンソン・バトンは述べた。「彼が僕に仕掛けてきたこともあった。それが効くドライバーもいるだろう。そんなの笑い飛ばして強くなるだけのドライバーもいるけどね」 「ニコはインテリジェントだし、ルイスが心理戦を仕掛けているかどうかを理解できると思う。それがある部分でニコを助けるかもしれないし、傷つけるかもしれない。うんざりして終わるだけかもね」しかし、最終的にドライバーの能力で最も重要な要素は調子と自信だとジェンソン・バトンは考えており、今のルイス・ハミルトンは絶好調だと Daily Mail に語った。 「今のルイスは自信に満ち溢れているし、そうなったときには、たとえ良い一日を過ごせていなかったとしても物凄いライバルになる」 一方、ジェンソン・バトンは、メルセデスが他を圧倒している今季は、高いレベルの興味を保つためにも、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのチームメイト対決が重要だと考えている。 「まだ5戦だとはわかっているけれど、彼らのリードはかなり大きいし、彼らがさらっていくだろう。だから、大事なのは彼らが1人のドライバーだけを優遇しないことだ」「彼らはショーを続けなければならないし、ドライバーにレースさせるだろう。彼らはショーを継続して、2人のドライバーにレースさせる必要がある」