ジェンソン・バトンは、ホンダの上層部に来年もバリチェロを残留させるよう強く主張している。ホンダは、ここ数日で、将来のレースシートの評価の一貫として、今月後半のバルセロナテストで、ブルーノ・セナとルーカス・ディ・グラッシをテストすることを発表した。ホンダ・レーシングF1のCEOであるニック・フライは、チームが新しい血を評価することが重要だと語っているが、バトンは、2009年のために経験豊富なバリチェロを残留させた方が良いと考えている。
「その通りだ。特に新しいレギュレーションではね」「KERSやスリックタイヤとともに、クルマの空力に多くの変化がもたらされる。それらには僕たちからの多くのフィードバックが必要になる。クルマに新人を乗せることで、あまり多くのフィードバックを得られるとは思わない。でも、それは僕が決めることではない」バトンは、今シーズンのバリチェロを今年見た最高の状態だと語る。バリチェロは、予選でバトンを10回上回った。「彼は今年、僕たちのチームに加入してからのどんな時期よりも素晴らしいドライブをしていた。今年は彼のベストシーズンだと思う。彼はこれまでより今がうまくドライブできていると言っているし、ルーベンスが嘘をついているとは思わない」「彼は真実を言っている。チームメイトとして常に素晴らしいし、彼はいくつか非常に良いパフォーマンスをみせた」「最後の3レースの彼はベストだった。僕たちはレースで非常に似たペースだったけど、ここ3レースの予選で彼は僕を打ち負かした。彼は良い仕事をしていた」バトンは、バリチェロについての気持ちに関わらず、チームがセナとディ・グラッシのトライアウトを行うことは正しいと考えている。「チームにとって興味深いことだし、彼らにチャンスを与えるので、彼らによっては良いことだ。でも、誰も彼らがどれくらい速いか実際にはわからないので、経験のないドライバーをテストすることは重要だと思う」「ブルーノは、ほとんどGP2に勝ったし、彼は10年間やっているパンターノの後ろでフィニッシュした。彼はF1カーで速いかもしれないけど、僕たちはわからない」来年のバトン自信の契約はまだ確定していない。しかし、彼の残留について、なんらかの合意があったと思われている。「何も決まっていないし、サインもしていない。でも、チームは僕がどう感じているかわかっているし、僕はチームがどう感じているかわかっている。まもなく決めることができると思う」