ジェンソン・バトンは、2014年F1マシンの開発が進むまでは、一部のサーキットでGP2マシンがF1に匹敵するかもしれないと警告している。先週ヘレスで行われた2014年最初のプレシーズンテストでは、昨年同じサーキットで実施されたGP2テストの最速タイムを破ることができたF1ドライバーは3名だけだった。
理想的なコンディションではなく、多くF1チームがパフォーマンスより信頼性に焦点を置いていたとは言え、ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)が記録した最速タイムは、2013年のGP2マシンをわずか0.724秒上回ったにすぎず、昨年の同サーキットで行われたF1テストの最速タイムから4.379秒遅れだった。ジェンソン・バトンは「一部のサーキットでGP2マシンはかなり接近するだろう」とコメント。「高速サーキットでは僕たちの方が速いけれどそれほどでもない。そうは言っても、まだまったく新しいパッケージを使った最初のテストだ」新しいレギュレーションにより今年はダウンフォースが減少しており、F1チームはまだV6ターボエンジンから最大限を引きだすために懸命に作業している段階。加えてマシン重量は増えており、ピレリの最新タイヤも遅くなっている要因だとジェンソン・バトンは指摘する。「ミディアムタイヤは去年ものより0.5秒遅いと思う。マシンも重くなっているし、重量面で1.2秒くらい遅い。なので、すでにこの2つの変化で1.6秒〜1.8秒は遅くなっている」しかし、ジェンソン・バトンは、シーズンが進めばF1チームは失われたラップタイムを大きく取り戻すだろうとの自信を持っている。「去年はレギュレーション面でほとんど変化がなかったので、初回のテストでも常に速かったし、最初のレースに向けて改善していった。でも、それほど大きな変化ではなかった」「今年は開幕戦に行く頃には全員が今よりもずっと速くなっているだろうし、3レースもすればラップタイムも1秒くらい変わるだろう。シーズンの終わり頃には2013年のラップタイムからそう遠くないところにいるかもしれない」
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