ジェンソン・バトンは、2014年のレギュレーション変更がドライバーのアプローチに影響を与えることはないと考えている。2014年、F1はV6ターボエンジンと新たなエネルギー回生ユニット(ERS)により新時代を迎える。だが、新規約ではレースでの燃料量に制限が科されるため、ドライバーが燃料をセーブして走る退屈なレース展開になるとの懸念の声も挙がっている。
しかし、ジェンソン・バトンは、レギュレーション変更がドライバーの仕事を大幅に変えることはないと考えており、新エンジンの影響も現在のタイヤをセーブする戦略ほどのインパクトを与えないだろうと考えている。「来年、何か違うものを目にすることにはならないだろう。また素晴らしいレースを見れると思う」とジェンソン・バトンはコメント。「そんなに燃料をセーブすることもないと思うし、今年に比べてドライバーが運転の仕方を変えることもまったくないと思う」「今年の時点でもタイヤを労わらなければならなし、レース序盤でリズムに乗れば、特定のコーナーではタイヤをケアし、他のコーナーではプッシュできる。来年も同じだろう」また、2014年は各レースでギアレシオが変更可能である7速ギアボックスではなく、シーズンを通してギアレシアを固定した8速ギアボックスに変更になる。しかし、ジェンソン・バトンは、それによってレースのスペクタクルに影響が出ることはないと考えており、ドライバーが考えなければならないのはエンジンのパワーを補うためにいかにKERSを使うかだけだろうと述べた。「モナコで8つのギアを使うことはないけど、モンツァでは使うだろうね。1速は始動のときにしか使わないわけだろうから、使うギアはやっぱり7速になるだろう。何も変わらないよ」とジェンソン・バトンはコメント。「パワーユニットやトルク曲線を理解し、KERSのパワーをトルク曲線に合わせていく挑戦はかなり大変になるだろうけど、ドライビングスタイルはそう変わらない」また、ジェンソン・バトンは、まだ2014年マシンをマクラーレンのシミュレーターでドライブしていないと明かした。 「まだドライブしていないし、今年に集中するためにあえてドライブしないつもりだ」「テストドライバーが作り上げていける。シミュレーターでの多くの時間は、テストをスタートするときとは遠いところにある。彼らは僕を驚かせたくないのさ!」マクラーレンは、まだ2014年のドライバーラインナップを発表していない。ジェンソン・バトンの残留は確実視されているが、セルジオ・ペレスに代えて育成ドライバーのケビン・マグヌッセンを起用すると噂されている。
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